出版社内容情報
統一国家となって以来、イタリア人が経験した激動の歴史。その象徴ともいうべき指導者の実像とは。既成のイメージを刷新する画期的ムッソリーニ伝。
内容説明
鍛冶屋の息子として生まれた男は、いかにして統一以来のイタリアを象徴する指導者となったか。パレート、ソレル、ニーチェの影響下での思想形成、資本主義と社会主義を一挙に否定する「第三の道」の追求、国民ファシスト党の結成と政権獲得、多彩な女性遍歴、第二次世界大戦の敗北、そしてパルチザンによる殺害―。その生涯は、新しい社会を創造するための天命の意識に貫かれていた。従来のイメージを刷新するのみならず、一個の叙事詩にも比せられる卓抜なムッソリーニ伝。
目次
序章 ムッソリーニというイタリア人
第1章 鍛冶屋の息子
第2章 放浪と反抗の時代
第3章 ローマへの道
第4章 全体国家の形成
第5章 女性遍歴
第6章 試練としての戦争
第7章 幻の共和国
終章 ムッソリーニの神話
著者等紹介
ヴルピッタ,ロマノ[ヴルピッタ,ロマノ] [Vulpitta,Romano]
1939年、ローマ生まれ。ローマ大学法学部卒業。1964年、イタリア外務省に入る。駐韓イタリア大使館、駐日イタリア大使館にて書記官を務める。1972‐75年、ナポリ東洋大学にて現代日本文学を担当する。75年、欧州共同体委員会駐日代表部次席代表。78年より京都産業大学で教鞭を執る(ヨーロッパ企業論、日欧比較文化論)。2009年、同大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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