講談社文庫<br> クロへの長い道

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講談社文庫
クロへの長い道

  • 著者名:二階堂黎人【著】
  • 価格 ¥660(本体¥600)
  • 講談社(2021/07発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062736671

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内容説明

名探偵、大人顔負けの大胆推理で謎に迫る! 難事件はボクが解く! ――私の名は渋柿。一匹狼の私立探偵。独身で6歳の、ちょっとシャイな黄色人種。母親や知人たちは、私のことを気安く《しんちゃん》と呼ぶ。ライセンスを持たない幼児探偵が、難事件を次々と解決していく、ハードボイルド感漂う表題作、「見えない人」をテーマに描いた『八百屋の死にざま』など、4編を収録。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ダイ@2019.11.2~一時休止

106
ボクちゃん探偵その2。連作短編集。シンちゃんがタレント活動するカラスの鍵の中でやるクイズ合戦がイイ感じ。2016/04/12

セウテス

84
探偵渋柿シリーズ第2弾。世界を憂い、日常に埋没する己を哀しみ、そして一人の女性への愛に生きている彼は、孤高の名探偵である。私が大好きな名作をオマージュした4作の短編集であり、そのハードボイルドの語り手である彼は、東京立川市のキンポウゲ幼稚園に通う園児である。という事で、すごく面白いですよ本シリーズ、出来れば御手洗潔や浅見光彦なみに続いて欲しい。やはりタイトルは「八百屋の死にざま」「カラスの鍵」など、名作ハードボイルドの一捻りが素晴らしい。物語も社会性に富んだ、現代の生き難さを描いており味があるって事か。2019/09/15

ミーホ

15
渋柿シンちゃんシリーズ第2弾。最初の「縞模様の宅配便」のみ何かのアンソロジーで既読。そして表題作が1番面白かった。幼稚園探偵と思って気を抜いてたら、ラストがまさかの叙述トリック!!『ただ単に面白いだけではない』←ハードボイルドモード入ってみた。シリーズ一気読みしようと思ったけど、読みたい新刊があるので一旦休憩でもったいぶってみる。『持病の読み終わるの勿体ない病だ。心配いらない』2014/03/29

15
面白かったぁ♪幼稚園児の探偵さんが大活躍。ハードボイルドを気取ったセリフが可愛い。パパママのキャラもイイ感じです。お話しは、しっかりした筋で楽しめました。この作家さんの他の作品も読んでみます。2013/12/17

はんみみ

14
ベタというか堅実なプロットの上にトンでもな探偵。前作は事件に対してキャラが強すぎて、ちょっと浮くなと思っていたけど、こちらは事件でも読めるし、キャラでも読める。とてもバランスよく面白い!解説にマルっと同意を示したい。2015/03/24

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