ちくま学芸文庫<br> マクニール世界史講義

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ちくま学芸文庫
マクニール世界史講義

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  • サイズ 文庫判/ページ数 256p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480097255
  • NDC分類 209
  • Cコード C0120

出版社内容情報

『世界史』の著者が、人類史を見る上で重要な三つの視点を易しく語り下ろす。本物の歴史感覚を学べるコンパクトな講義、文庫オリジナルで登場!

内容説明

ベストセラー『世界史』で知られる歴史学の泰斗が「フロンティア」「感染症」「マクロ寄生」という三つの視点から文明のたどってきたパターンを読み解く。著者の歴史観が凝縮され、コンパクトに本物の歴史感覚が身につけられる特別講義、文庫オリジナルで登場!

目次

第1部 グレートフロンティア―近代の自由とヒエラルキー(衝突する世界―一七五〇年まで;変容する世界―一七五〇年から)
第2部 人間の条件―生態学と歴史学の交差(文明化の原動力―ミクロ寄生、マクロ寄生、都市的変容;近代世界システムへ―ミクロ寄生、マクロ寄生、商業的変容)
第3部 人間の営みにおける統制と破綻(文明の破綻は避けられないのか)

著者等紹介

マクニール,ウィリアム・H.[マクニール,ウィリアムH.] [McNeill,William Hardy]
歴史家。1917年、カナダ・ヴァンクーヴァー生まれ。シカゴ大学で歴史学を学び、1947年にコーネル大学で博士号を取得。以降、長年にわたり歴史研究に従事し、2006年に引退するまでシカゴ大学で歴史学を教えた。シカゴ大学歴史学名誉教授

北川知子[キタガワトモコ]
翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あすなろ

86
帯に福岡伸一氏の推薦コピーがある。歴史の構造を学ぶ。知識に時間軸を持つ。とても適切な本書へのコピーである。仮に世界史への教養が希薄な僕が本書に帯コピーを付けるとしたら、世界史上の枠組み、即ちフレームワークを考える、か。長年、世界史を学びたいと思う僕にとり、そしてこのコロナ禍において、初読のマクニール氏のこの講義はとても良いインスピレーションとイントロダクションを与えてくれたのである。2020/06/05

ベイス

64
マクニール史観とでもいうべき独特の俯瞰によって、バラバラだった史実が横串されていく快感!「宋」は、当時としては画期的な税制を導入し、商業が栄え豊かな社会を実現していた。にも関わらずその後北方遊牧民族の度重なる来襲を受け、「元」により極度のインフレが発生するなど経済が疲弊、さらに航海船に使う真鍮を国防上転用する必要に迫られ、やがて「明」が海洋交易自体禁止したことで国力が衰えた、インド洋も新大陸も、もしかしたら中国が一番乗りしていたかもしれない、という指摘はなかなかに刺激的だ。内容はすばらしいのだが、訳が…。2021/02/03

白義

23
短い講義集だが他のマクニールの浩瀚な世界史本の要点、メインテーマを要領よくまとめていて読み応えがある。テーマの一つはフロンティア論で、アメリカの理想である平等と自由、開拓地の拡大の裏を読み、世界史規模に拡大して自由な開拓の現場では強力な奴隷労働的ヒエラルキーが必須なこと、また現代では文明の内側に移民労働という形でそれが反転していることを指摘している。もう一つのテーマのミクロ寄生とマクロ寄生は、病原菌や免疫の世界史への寄与、またそのアナロジーで軍事力や搾取的統治構造、商業化の変異から世界史を再解読して意欲的2016/10/12

かんやん

20
いかにして森を見るか。歴史とは事実の集積にあるのではない。ダイナミックに歴史を捉えるとき、民族主義的歴史学を越えて、大きなパターンが見えてくる。このような包括的的な視野で、「フロンティア」(移住・衝突・同化)を語り直す第一部。ミクロ寄生(病原菌)、マクロ寄生(支配構造)から説き起こし、食料生産・人口増減・交換(商取引)の変容を経て、帝国の官僚主義と市場原理の衝突と均衡から、ヨーロッパの優位を説明する第二部。現代に引きつけて読むと面白い。歴史学という優れた後知恵が、未来を切り拓くと著者は楽観的だが。2017/11/15

ドルーク

14
人間の歴史を大きな流れから捉えられる。遊牧民と農耕民、土地の性質の違い、伝染病の拡がり方、免疫形成の流れ、フロンティアの拡大と地域における受け入れ方など、歴史における仕組みや流れ、形成、発展から破綻まで、原理的なことを学ぶことができる。これからも様々な要素が破綻に向かい、しかしこれまでも多くの破綻を乗り越えてきた人間の知性。人口、環境、IT、新しい問題も続出、問題のステージも日々変動する中だが、一人一人が向き合い考えて行動していくことが求められる。2020/05/24

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