出版社内容情報
今も昔も、私たちの暮らしに変わらず寄り添う「馬」。
産業動物であり、使役動物であり、家族のような伴侶動物でもあり、馬は人とのかかわりにおいて、さまざまな面をもっている。本書では、競馬や各種競技はもちろん、馬搬・馬耕、騎馬警ら、神事・祭事、レクレーション、イベント・観光など、現在の日本でみられるさまざまな「馬の仕事」を豊富なビジュアルとともに紹介。さらに、種類や体の構造といった馬という動物の基礎知識や日本で生産・育成されている馬たちのライフサイクルなども専門家がわかりやすく解説。
ページをめくるたび、馬たちの魅力を感じられる一冊。
【本書のポイント】
●現在の日本でみられる「馬の仕事」を、豊富な写真とともに紹介。馬たちが、どんな場所で、どんなふうに働いているのか、仕事の種類ごとにわかりやすく解説。
●働く馬の1日のスケジュールや、トレーニングの様子など、関係者以外はみることのできない貴重な情報と姿が盛りだくさん。
●馬の種類や体の構造など、馬という動物の基礎知識を、馬の専門家が丁寧に解説。
●「そもそもなぜ馬は働くようになったのか?」という疑問に迫り、人と馬が築いてきた長い歴史を紐解く。
●日本で生産・育成されている馬たちのライフサイクルを、チャートに沿って分かりやすく紹介。
【目次】
【目次】
第1章 馬に関する基礎知識
[01]馬とはどんな動物か
学問的な分類/品種/食べ物と消化/馬の蹄:蹄の誕生/歩行と走行
[02]なぜ馬は人のために働くようになったのか
産業動物・使役動物・伴侶動物/馬以外の使役動物/馬が使役動物となる理由を探る前に/人が乗るのに適した馬の天性の特性
[03]働く馬に必要な装備
蹄鉄:馬の靴/ハミと頭絡/鞍/調馬索/プロテクター/手入れ道具/牽引用装備(ホースハーネス)
第2章 日本の馬のライフサイクル
ライフサイクル
[01]軽種馬
競走馬のライフサイクル/種付け/妊娠・出産/離乳~育成/市場/馴致・育成/競走馬デビュー
[02]重種馬
ばんえい競走馬のライフサイクル/種付け/市場/馴致・育成/ばんえい競馬デビュー
[03]中間種
乗用馬のライフサイクル/子馬の誕生~種付け/離乳~育成/馴致~市場/調教~仕事
[04]ポニー
ポニーのライフサイクル/子馬の誕生~種付け/育成~市場/仕事~引退
[05]日本在来馬
日本在来馬と呼ばれる馬たち/北海道和種馬/木曽馬/野間馬/御崎馬/トカラ馬/対州馬/宮古馬/与那国馬
第3章 日本の馬の仕事
競馬 ~競走馬、競馬場での仕事~
[01]競馬
レースの種類/大レース出走への険しい道/世界が注目する日本の競馬/厩舎経営の変化/調教技術の移り変わり/地方競馬の代表格、大井競馬場/ひろがる競馬の楽しみ方/(+α)競走馬が使うさまざまな馬具
[02]ばんえい競馬
「ばんえい」とは/ばんえい競馬
[03]誘導馬
競馬の誘導馬/ばんえい競馬の誘導馬
[Column]稀代の名馬、ディープインパクトの走りの秘密
アスリート ~各種競技で活躍する馬たち~
[01]ブリティッシュ・スタイル 馬術競技
日本で親しまれるブリティッシュ・スタイル/障害馬術/馬場馬術/総合馬術
[02]障がい者スポーツ乗馬 パラ馬術競技
障がい者乗馬とは/障がい者スポーツ乗馬
[03]エンデュランス競技
[04]トレック競技(TREC)
[05]ウエスタン・スタイル レイニング競技
ウエスタン・スタイルとは/日本でのレイニング競技
[06]ポロ競技
馬搬・馬耕 ~ものを運ぶ・土地を耕す仕事~
[01]馬搬
馬搬のメリット/守るべき馬搬の伝統
[02]馬耕
[03]荷物の運搬
運搬の主役だった馬車/駄載という運搬方法/(+α)馬耕・馬搬で使われる道具
騎馬警ら業務 ~巡視や交通整理などの公的な仕事~
[01]警視庁騎馬隊
警視庁騎馬隊が担う業務/入隊した馬たちの調教/(+α)警視庁騎馬隊で使われる道具
[02]宮内庁主馬班
信任状捧呈式/古式馬術/宮内庁主馬班の馬の適性と健康管理/
内容説明
生まれ、育ち、働く。テレビやポスター、競馬場や動物園など、よく知らないのによく見かける馬たちのリアルな日常を、愛らしく迫力のある写真と共に紹介!
目次
第1章 馬に関する基礎知識(馬とはどんな動物か;なぜ馬は人のために働くようになったのか ほか)
第2章 日本の馬のライフサイクル(ライフサイクル;軽種馬 ほか)
第3章 日本の馬の仕事(競馬~競走馬、競馬場での仕事;アスリート~各種競技で活躍する馬たち ほか)
第4章 もっと詳しく!日本の馬の仕事(軽種馬1 競走馬の一日;重種馬1:ばんえい競馬 メムロボブサップ号の一日 ほか)
著者等紹介
青木修[アオキオサム]
1950年群馬県渋川市生まれ。1979年麻布獣医科大学(現・麻布大学)大学院博士課程修了。獣医学博士。公益社団法人日本装削蹄協会に奉職後、バイオメカニクスの視点から馬の歩行運動の研究に従事し、その成果を装蹄理論の確立に活かして装蹄師の養成教育に携わる。2004年アジアから初めて、国際馬専門獣医師の殿堂入り。2013年日本ウマ科学会第5代会長に就任。2015年より公益社団法人日本装削蹄協会理事
高草操[タカクサミサオ]
東京都渋谷区生まれ。青山学院大学文学部卒、日本写真芸術専門学校専科修了。以降、写真家・秋山亮二氏に師事し、写真家として活動。「日本の馬」をテーマに、日本在来馬の産地や岩手県遠野市で撮影活動を続け、書籍や雑誌に寄稿。個展開催や、グループ展への参加も多数行っている。また、ミニ情報誌『遠野馬通信』の責任編集・発行も手掛ける。現在は、日本の在来馬だけでなく、海外、特にイギリスの在来馬の撮影・取材にも取り組んでいる。2014年に遠野市馬事文化賞を受賞、また『人と共に生きる 日本の馬』が2020年度JRA馬事文化賞を受賞した
小久保友香[コクボユカ]
1974年北海道札幌市生まれ。北海道教育大学卒。ばんえい競馬やホッカイドウ競馬のライターとして、地方競馬のウェブ媒体や雑誌で執筆活動中。普段は北海道新聞HotMediaに所属する記者であり、北海道新聞十勝版にて、ばんえい競馬のほか、グルメ、イベント、ギャラリー欄を担当している。競馬ファン時代から牧場で馬を撮影しており、さらに乗馬、軍馬研究など、幅広く馬がいる場所を訪れていた。現在も、牧場や草ばん馬、馬搬を中心に、道内各地を巡っている
鈴木大作[スズキダイサク]
1968年東京都杉並区生まれ。筑波大学芸術専門学群視覚伝達デザイン(ビジュアルデザイン)コース卒業後、写真家・浅井秀美氏に師事。有限会社三井フオトの社員兼、JRAフォトサービス開催カメラマンを経験した後、株式会社ケイバブック契約社員カメラマンを経て、フリーランスとなる。現在は、『週刊競馬ブック』(株式会社ケイバブック)を中心に、東日本地区で開催される中央競馬や、JRA美浦トレーニング・センターでの、競馬および競走馬調教の写真報道に従事。そのつながりで、厩舎やウェブ媒体など、さまざまな方面から写真の撮影・提供依頼を受けている。趣味は乗馬で、乗馬歴は35年を越える。写真の発表だけに留まらず、乗馬の普及を含め、馬の魅力をさまざまなかたちで発信し続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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