ちくま学芸文庫<br> 精神現象学〈下〉

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ちくま学芸文庫
精神現象学〈下〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 624p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480097026
  • NDC分類 134.4
  • Cコード C0110

出版社内容情報

人類知の全貌を綴った哲学史上最大の快著。四つの原典との頁対応を付し、著名な格言を採録した索引を巻末に収録。従来の解釈の遥か先へ読者を導く。人類知の全貌を綴った哲学史上最大の快著。四つの原典との頁対応を付し、著名な格言を採録した索引を巻末に収録。従来の解釈の遥か先へ読者を導く。

G.W.F.ヘーゲル[ゲオルク ヴィルヘルム フリードリヒ ヘーゲル]
著・文・その他

熊野 純彦[クマノスミヒコ]
翻訳

内容説明

長大な遍歴のすえ、人間はいかにして「絶対知」へと到達するのか?この書により、哲学史上、かつてない壮大な哲学体系をつくりあげたヘーゲルが、最後に出した答えとは―。平明な語り口でありながら、今後のヘーゲル研究に絶大な影響を与えるであろう緻密な新訳が、その核心を明らかにする。下巻の巻末には、『精神現象学』に数多くちりばめられた、広く知られる名言を拾いあげた「フレーズ索引」を収録。従来のはるか先へと読者の理解を導く。「精神が偉大なものとなるのは、より大きな対立からみずからへと立ちかえる場合である」。

目次

(BB) 精神(精神;(真の精神 人倫;じぶんにとって疎遠となった精神 教養;じぶん自身を確信した精神 道徳性))
(CC) 宗教(宗教;(自然的宗教;芸術宗教;啓示宗教))
(DD) 絶対知(絶対知)

著者等紹介

ヘーゲル,G.W.F.[ヘーゲル,G.W.F.] [Hegel,Georg Wilhelm Friedrich]
1770‐1831年。近代ドイツを代表する哲学者。精神の発展過程を意識経験の学として探究し、その論理を解明したことで、ドイツ観念論の完成者と言われる。イエナ大学、ベルリン大学などで教鞭をとった

熊野純彦[クマノスミヒコ]
1958年生まれ。思想史家。東京大学文学部教授。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Gotoran

42
ヘーゲルが、人間の意識が如何にして弁証法と適用して「絶対知」に辿り着くかという過程を描いたと云う『精神現象学』。上巻では「意識」、「自己意識」、「理性」についての論考が展開されたのに引き続き、本書下巻では「精神」、「宗教」、「絶対知」についての論考が繰り広げられる。難解さを前提に読んでみたので、どれぐらい理解できたかは非常に疑問ではある。次は、機会をつくって、長谷川訳をも読んでみたい。2019/12/09

11
上巻と同じく図書館で借りて読んだ。感想としても上巻に同じ。翻訳者の解説が載っていたけど解説としては至れり尽くせりなものではないのでちゃんと自分の頭で考えて噛み砕く必要があると思う。ポイントだけで考えれば良書だと思うんだけど、いかんせん哲学書にありがちな難解な言葉が多いものになっているので読んだそばから何言ってたかわからなくなるのが難点。2023/05/19

しんすけ

11
精神に関する分析は人倫から道徳に至る。 ここら辺から書かれている言葉は理解できるが、何を言いたいのかよく解らないという奇妙な現象が読者を苛む。まさしくこれが精神現象学たる因子であるかもしれない(-。-;)。そんなわけで読書速度もかなり落ちてしまった。 人倫では具象が共同体であったが、道徳の具象は信仰である。これが理解を困難にしている。 「日本には祭りはあっても信仰は無い」と言われる。「日本には宗教がない」とされるのも仕方ない。『精神現象学』における「道徳」が解りにくいのは、ここにも起因するのだろう。2019/05/08

しんすけ

6
『精神現象学』の後半に至って漸く「精神」が語られ始める。ここまでの前段である「意識」、「自己意識」、「理性」はどのような準備をしていただろうか。「精神」の語り初めに下記のように要約できる文言が登場する。<精神を維持し高めようとするのが精神意識の内なる自己である。そして自己は自由と精神の力へと昂揚させられる。>  また「理性」の終わり近くでは、下記に要約できる文言が記されていた。<行為とは意識が精神として生成することである。>2019/04/27

JVSTINVS

3
(承『上巻』感想)植木等の声を聴きながらのヘーゲル『精神現象学』であったが、立ち現れてきた無責任ヘーゲルは、国家や民族という枠を、「無責任男」における「会社」のごとく匂わせながら、知的快楽としての思索を続ける。「道徳教育こんにちは、押し付け道徳さようなら」(植木等「学生節」)と、教養や啓蒙や信仰を通過していき、ラモーの甥の音楽談をたのしみながら、たどりついたのは、宗教さえ超えた、自己と他者がひとつになり、「わかっちゃいるけどやめられない」と思索を続ける境位であった。ランラランララン(植木等)。2023/03/19

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