出版社内容情報
ピタゴラスの定理とヒルベルトの第三問題、数学オリンピック、ガロア理論のことなど。文庫オリジナル書き下ろし第三弾。
内容説明
数学愛好家のための書き下ろし第3巻。代数的整数論で何が重要か、2次形式の理論、強近似定理や数学オリンピック、外国数学者達との交流のことなど。巻末に前著への附録を付す。
目次
1 コの字型の原理
2 実数論は教える必要があるか
3 ピタゴラスの定理からHilbertの第三問題まで
4 入学試験と数学オリンピック
5 Galoisを超えて
6 問題の重要性と数学者の趣味
7 代数的整数論で何に注意すべきか
8 代数群における類と強近似定理
9 Quadratic Diophantine equations,the class number,and the mass formula
10 私が会った外国数学者達
著者等紹介
志村五郎[シムラゴロウ]
1930年生れ。東京大学理学部数学科卒業。現在プリンストン大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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オザマチ
17
「コの字型の原理」や「実数論の中で何を教える必要があるか」といった、教育関係の話が多め。やはり、問題意識をもって教育に取り組んできた人だということだろう。英語論文は最初の部分は頑張って読んでいたが、途中から遭難してしまった。文庫本に英語論文を載せるというのも、ある意味怖いもの知らずなこの人らしいといえばそうか。2015/10/20
オザマチ
15
再読。昔は私も数学オリンピックに出られるような人が「頭のいい人」で、それに比べて自分は「数学をやる能力がない」と思っていたなぁ。2022/01/12
Teruo Hayashi
0
愚物