ちくま学芸文庫<br> 心の仕組み〈上〉

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ちくま学芸文庫
心の仕組み〈上〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 607p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784480095008
  • NDC分類 140
  • Cコード C0112

出版社内容情報

心とは自然淘汰を経て設計されたニューラル・コンピューターだ! 鬼才ピンカーが言語、認識、情動、恋愛や芸術など、心と脳の謎に鋭く切り込む!

内容説明

心とは何か?人間が考え、感じ、言葉を話し、愛や友情を交わし、芸術・宗教・哲学といった高尚な精神活動をおこなうとき、心は、そして脳は、いったい何をしているのか?そもそも心はどうやって生まれてきたのか?われわれの祖先が狩猟採集生活のなかで直面したさまざまな問題―物、動物、他の人間を理解し、優位に立つために要求された課題―を解決するなかで、自然淘汰によって心は「設計」されてきた。心と脳の第一人者、ピンカーが「進化心理学」という観点から、未だ謎に満ちた心の世界に鋭く切り込む。

目次

第1章 心の構造―情報処理と自然淘汰(ロボットをつくるための課題;精神活動を逆行分析する ほか)
第2章 思考機械―心を実感するために(宇宙のどこかに知的生命体はいないのか;自然演算 ほか)
第3章 脳の進化―われら石器時代人(賢くなる;生命の設計者 ほか)
第4章 心の目―網膜映像を心的記述に転じる(ディープ・アイ;光、影、形 ほか)

著者等紹介

ピンカー,スティーブン[ピンカー,スティーブン] [Pinker,Steven]
1954年生まれ。スタンフォード大学、マサチューセッツ工科大学で教鞭をとり、現在はハーバード大学心理学研究室教授。著書『心の仕組み』で「ロサンゼルス・タイムズ」ブック賞、「ニューヨーク・タイムズ」ブック・オブ・ザ・イヤーをはじめ、数々の賞を受賞

椋田直子[ムクダナオコ]
東京大学文学部大学院修士課程修了。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

34

23
人間の心の働きを進化論的な視点から解明しようとする進化心理学の基礎的な前提と発見を、要領よくまとめた解説書。注意が必要なのはこの本が目指しているのは「心とは何か」という問いに答えようとすることではなく、「心がどのように働いているか」を記述しようとしていること。それについて自然淘汰の視点から説明を与えようとしているのだが、もちろんダーウィンの進化説だけでなく、認知科学、神経科学、考古学的人類学、さらには人工知能研究の知見も援用されている。文化や学習の要素を警戒する視点はやや過ぎた感じもするが、おもしろい本。2017/06/28

赤い熊熊

14
ピンカーの本は納得できる。ので、購入したが、分厚いのと多少読みにくいのとで、しばらく積ん読していました。速読の練習にと、ナナメ読みしてみると、モジュール化やら立体視の話やら、だいたいの話の「流れ」またはどんなことが話題にされているかは何となくわかりました。もちろんちゃんと理解しているわけではないので、改めて読み直すのですが。1ページに下手すると1時間とか何日もかかるような物理の本もこうして概観してから読んでいたことを今更ながらに思い出しました。精読する前にナナメ読み。効果的です。2018/07/31

やまやま

13
2009年の改訂版に付記された序文がある。本書は認知科学と進化心理学の二つの理論から等分にアプローチした旨が述べられ、社会の反響としては特に進化心理学への懐疑が大きかった模様である。比較として、認知科学では、脳の画像を様々に取り出し、人間の反応とその解剖学的な部位の活動がネットワーク化されている現象の解明が続いていることがあろう。また、遺伝や進化の仕組みについても、遺伝子レベルの分析が続き、因果関係が明確でなかった人間の活動が、それなりに説明できる部分が増加する。「理念の世界へののぞき窓」が散在する。2019/11/03

GASHOW

8
タイトルから、気軽なものを想像していました。が、バリバリの専門書ではっきりと難しかったです。マイクロソフトなどの新アカウント登録の際の画像から番号を読み取り、ボットか人間かを見分ける機能がありますが、協会認識は人間が優れているからだということがわかりました。人間の能力はすごいと認識しましたね。2015/03/27

roughfractus02

7
原題のmindを「精神」と訳しダーウィニズムとの関係で計算機械として扱うベイトソン『精神の生態学』と比較すると、本書が「計算」概念をデジタルに限定する点が目立つ。この限定が視覚中心の実験データを駆使し、ダーウィニズムを変異と偶然から成る状況の論理として扱うのを可能にする反面、意識のハードプロブレムをテーマから早々に除外することにもなる(下巻で芸術をベイトソン的「創造」でなく、「慰め」と捉える)。が、道徳的曖昧性を排し、ダーウィニズムを確率論、心理学をコンピューティングを捉え直すモチーフは一貫して明快だ。2017/02/28

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