ちくま学芸文庫<br> 八月の砲声〈下〉

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ちくま学芸文庫
八月の砲声〈下〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 452p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480088680
  • NDC分類 209.71
  • Cコード C0120

内容説明

1914年6月28日、サライェヴォに響いた一発の銃声がヨーロッパに戦火を呼びこんだ。網の目のような条約で相互に結ばれた各国指導者たちは、開戦準備に奔走する一方で戦争回避の道を探るが、戦火は瞬く間に拡大する。情報の混乱、指導者たちの誤算と過信。予測不能の情況のなかで、軍の用意していた戦術だけが既定方針として着々と実行され、世界は戦争の泥沼に沈んでいった。―第一次世界大戦の勃発に際し、政治と外交と軍事で何がどう決定され、あるいは決定されなかったかを克明に描いてピュリッツァー賞に輝いた、戦争ノンフィクションの傑作。下巻は戦局の転回点となったマルヌ会戦の後まで。

目次

戦闘(続き)(ロレーヌ、アンデンヌ、シャルルロワ、モンスの崩潰;「コサック兵が来るぞ!」;タンネンベルク;ルーヴァンの火焔;公海、封鎖、大中立国;退却;前線はパリだ;フォン・クルック軍の方向転換;「紳士諸君、マルヌで戦おう」)
マルヌ会戦後

著者等紹介

タックマン,バーバラ・W.[タックマン,バーバラW.][Tuchman,Barbara Wertheim]
1912‐89年。ニューヨークの名門に生まれ、ハーヴァード大学を卒業。政治評論誌「ザ・ネーション」の論説や特集記事を担当し37年には記者としてスペイン内乱を取材、英国評論誌特派員ののち、文筆家として活躍。63年に『八月の砲声』でピュリッツァー賞を受賞、72年には『失敗したアメリカの中国政策』で再受賞した

山室まりや[ヤマムロマリヤ]
1915‐94年。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kochi

20
ベルギー侵攻後、 反抗した市民を殺害し、由緒ある建物や街を破壊し、シュリーフェン・プランに従い進軍するドイツ帝国軍の攻勢に圧倒され、退却を続ける仏・英連合軍。東部戦線でのロシア参戦とドイツ第1軍の方向転換により短期決戦から塹壕戦へと歴史は転回する… 後にノーベル文学賞を受賞するトーマス・マン(ナチスには当初から反対)をドイツ軍国主義を擁護する人物として描き、クラウゼヴィッツがテロリズムを推奨する理論的支柱を提供したとする。いささかドイツに厳しいような気もするが、歴史には大きな影響を与えたのではないかと。2018/06/17

ソングライン

19
ロシアの参戦、タンネンベルクの戦いで独軍はロシア軍に勝利するも、西部戦線の戦力の一部が東部戦線に回されることに。一方、ベルギーを制圧した独軍は英仏連合軍を退却に追い込み僅か1か月でパリに迫ります。パリ防衛軍の司令官となったガリエニはパリにせまるフォン・クルック軍の側面攻撃を仏陸軍総司令官ジョフルに進言、マルヌ会戦が始まります。フランスを窮地から救い、大戦の膠着化を招いたマルヌ会戦までの1914年8月の一か月を見事に描く大戦記です。2021/09/20

Shin

19
独軍に圧倒されて後退しつつも、マルヌ会戦でぎりぎり土俵際にとどまる仏軍各司令官の決断を描く後半はリズムも良く舞台を観ているよう。他の様々な要素や情景は敢えて捨象されているのだが、歴史を精神的なものとして捉えるバーバラ女史の〈歴史叙述〉の真骨頂であり、是非はともかく本書が長く読み継がれる理由が分かった気がする。細かく描けば描くほどワケが分からなくなるWW1を描くにはこれくらいの割り切りが逆に必要なのかも知れない。2017/07/09

モリータ

10
◆上下巻とも神大の購買部でたまたま見かけ、ストレスがたまっていたので衝動買いしたが正解だった。◆第一次世界大戦開戦冒頭の一ヶ月を濃密に描く。事前の作戦構想と実際の相手の行動によって推移する現実、指揮系統の不備錯綜と各人の立場・思惑・プライドが絡み合い、各国間、各人間の連携がほぼ偶然の産物によるもののような印象を受ける。◆こちらもあまり詳しくない第二次大戦冒頭のベルギー・フランス侵攻の推移やいわゆる電撃戦を理解するにも、西部戦線の地理関係とシュリーフェン作戦をおさえられて勉強になった。2016/08/02

まこ

8
古くからの悪習に加え、王族の機嫌を伺い最新の兵器も本当に使えるかわからない。WWⅠはこれらが重なって泥沼化していった。その反面、膿を取ろうとしている感も2022/03/05

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