内容説明
祖国を滅ぼした草原の覇者・テムルの寵妃であった清寿は、西の属国の領主・イアンに戦の報奨として望まれ、下賜されることになる。テムルの寵妃である自分に誰もが跪く。そのことが祖国を失って傷ついた心の唯一の慰めであり、矜恃を保つ術だった。しかしそれすらも奪われ、怒りと絶望に打ち震える清寿をイアンは暴力的に組み敷く。「こんなことで、私が手に入ると思うな！」けれど、男を知る体は心を裏切り悦びに濡れ、快楽とともに刻まれるのは屈奪と絶望ばかりで―。孤高の略奪ロマンス。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
りんご☆
9
読了2016/07/04
ももうさ
2
あさひさんなのにエロが薄くてちょっと残念。設定はモン○ルあたりをイメージしてらっしゃるのかな？話の内容はいつもどおり受けが結局ほだされちゃうという内容だけどよかったです。2011/01/14
hinako
2
★３．８ あさひさんとは思えないくらい素直なお話でした。攻がいい人すぎる・・・あさひさんなのに・・・（しつこい）。しかし２人とも普通の人だと、本当に普通の話になっちゃうんだよな。「愛を売る男」の時も同じ感想でしたが。2010/11/16
速水 舞
1
王の寵妃として囲われる亡国の王子・清寿は、褒美として、属国の領主・イアンの物になる。清寿はイアンを拒むが、その代わり語学を生かして働く事になる。働く事で新しい世界を知る清寿だが、彼の胸には常に滅んだ自国があって…。思ったより男前の受けと攻めが気持ちのよい印象でした。まぁ、最後はちょっと痛そうでしたが。2014/08/21
ちゃー蔵
1
あらすじからいつものドエロあさひさんかと積んでいましたが、予想していた話じゃなく、しっかりした寵妃の自立＆恋物語だった。2013/05/01
