出版社内容情報
狩野探幽(1602年から74年)・狩野山雪(1590年から1651年)江戸初期の絵師。
狩野の血筋を引く探幽は江戸を、門人筋の山雪は京都を拠点に活躍。魅力あふれる絵画の数々を生んだ彼ら東西の巨匠の実像に迫り、その対照的な造形に、江戸時代の画家たちを二つの系譜に導く原型があることを解き明かす。
内容説明
狩野探幽(一六〇二~七四)・山雪(一五九〇~一六五一)江戸初期の絵師。狩野の血筋を引く探幽は江戸を、門人筋の山雪は京都を拠点に活躍。魅力あふれる絵画の数々を生んだ彼ら東西の巨匠の実像に迫り、その対照的な造形に、江戸時代の画家たちを二つの系譜に導く原型があることを解き明かす。
目次
第1章 狩野探幽の生涯
第2章 狩野山雪の生涯
第3章 漢の物語
第4章 花鳥と動物
第5章 富士山
第6章 「始図之」と「一変狩野氏」
著者等紹介
山下善也[ヤマシタヨシヤ]
1959年生まれ。1982年九州大学文学部哲学科美学美術史専攻卒業。京都・東京・九州国立博物館の室長・主任研究員を歴任。現在、神戸大学文学部講師・同志社大学文学部講師。主著『狩野探幽―江戸初期、抒情美の世界』(静岡県立美術館、1997年、第一回美連協図録奨励賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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