内容説明
戦争とはどのように決断され、いかに遂行されるのか。人類史上最大の闘争第二次世界大戦は、何のために、いかにして戦われたのか。本書は、ヒトラーの進攻決断、日本の開戦決断、ノルマンディー進攻作戦の決断など、その後の戦局や世界史の流れを決定づけた、枢軸国側と連合国側の重大な二十の統帥決断を、厖大な資料をもとに明らかにした世界的名著。グランド・ストラテジーを考えるための必読文献。ここでは一切の解釈を加えることなく、事実そのものに語らせ、すべての真実を真実以外の何ものもなく提示する。下巻は、Xイタリア死守の決断からXX原子爆弾投下の決断まで収録。
目次
10 イタリア死守の決断(一九四三年・ドイツ)
11 アンツィオ上陸作戦の決断(一九四四年・連合軍)
12 ローマ進撃の決断(一九四四年・連合軍)
13 南仏進攻作戦の決断(一九四四年・連合軍)
14 独軍包囲作戦の決断(一九四四年・連合軍)
15 幅の広い戦線の決断(一九四四年・連合軍)
16 アルンヘム空挺作戦の決断(一九四四年・連合軍)
17 アルデンヌ森の大反撃の決断(一九四四年・ドイツ)
18 日本本土進攻ルートの決断(一九四四年・アメリカ)
19 エルベ河畔進撃停止の決断(一九四五年・アメリカ)
20 原子爆弾投下の決断(一九四五年・アメリカ)
著者等紹介
グリーンフィールド,ケント・ロバーツ[グリーンフィールド,ケントロバーツ][Greenfield,Kent Roberts]
1893‐1967。アメリカの著名な戦史研究家、歴史学者
中野五郎[ナカノゴロウ]
1906‐1972。東京大学法学部卒。朝日新聞記者としてニューヨーク特派員、太平洋戦争開戦により交換船で帰国。戦後は第二次世界大戦の研究、調査、執筆、翻訳に従事。著訳書多数
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