ちくま学芸文庫
『正法眼蔵』読解〈3〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 453p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480088239
  • NDC分類 188.84
  • Cコード C0115

内容説明

日本文化史上、また仏教思想史上屈指の名著『正法眼蔵』。古来、難解をもって聞こえてきたが、そこでは一体何が語られているのか。その真髄はテクストにある。テクストとは、ただひたすら読み解かれるべきものとして現前する。読むということは、既得の知識を本文に当てはめたり、本文から新たな知識を獲得することではない。逆にあらゆる知識の束縛を打ち破り、そこから抜け出していく行為なのだ。常に世界へ、未来へと開かれている『正法眼蔵』の「七十五巻本」と「十二巻本」の全文を各段階ごとに掲げ、それぞれを精緻に読み解く。第3巻は、第十六行持より第二十有時まで収録。全10巻。

目次

第十六 行持・上
行持・下
第十七 恁麼
第十八 観音
第十九 古鏡
第二十 有時

著者等紹介

森本和夫[モリモトカズオ]
1927年奈良県生まれ。東京大学文学部仏文科卒業。東京大学名誉教授。メルロ=ポンティ、ロラン・バルトなど、フランス現代思想の日本への最初の紹介者。『沈黙の言語』『反西洋と非西洋』など、フランス文学、比較思想関係の著書多数。また、各地のカルチャー・センターで「正法眼蔵」の講読を20年以上続け、『道元を読む』『道元とサルトル』などの道元関係の著書も多数
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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KAZOO

105
第3巻は、原文の第十六から第二十までの解説が書かれています。観音や古鏡ということで様々な観点からの仏教の歴史や経緯を説いているのですが、これを道元ひとりで書いたということはやはり空海と並んで天才なのでしょうね。森本先生もよく読み込んでいるという感じがします。2017/03/11

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