出版社内容情報
西洋列強をアジアに導いた「海賊」
茶・饅頭・カステラ、食文化を届けた「海商」
大陸から日本へ、新しい中華文化を伝えた「華僑」
歴史の主役は、「海」にあり
西洋列強の進出、信仰の伝来、生活文化の変容――世界をつなぎ歴史を更新してきたのは、国境のない海を主戦場とする海賊や海商たちだった。日本を含む多国籍海賊となっていった「倭寇」、日本へ渡り外国の文化を伝えた「海商」、日本の近代化に貢献した「華僑」。時に権力と結びつき、 時に非合法的な方法で、彼らは荒波を乗り越え、いかにして新しい文化を届けたのか。大航海時代から現代まで、海を越えて伝えられた文化に焦点を当て、新しい視点から東アジアの歴史を描きなおす。
【目次】
Ⅰ 倭寇──世界をつないだ多国籍海賊
第1章 倭寇と大航海時代
第2章 東南アジアを目指した中国海賊
Ⅱ 海商──日清・日蘭貿易と激変する世界
第3章 貿易はどのように行われていたのか?
第4章 日清・日蘭貿易で激変した生活
Ⅲ 華僑──日本に渡った華人たち
第5章 清の海商から在日華僑へ
第6章 戦後の華僑
内容説明
西洋列強をアジアに導いた「海賊」。茶・饅頭・カステラ、食文化を届けた「海商」。大陸から日本へ、新しい中華文化を伝えた「華僑」。歴史の主役は「海」にあり。
目次
1 倭寇―世界をつないだ多国籍海賊(倭寇と大航海時代;東南アジアを目指した中国海賊)
2 海商―日清・日蘭貿易と激変する世界(貿易はどのように行われていたのか?;日清・日蘭貿易で激変した生活)
3 華僑―日本に渡った華人たち(清の海商から在日華僑へ;戦後の華僑)
著者等紹介
松尾恒一[マツオコウイチ]
1963年東京生まれ。国立歴史民俗博物館教授・総合研究大学院大学教授・千葉大学大学院客員教授。國學院大學大学院博士課程修了。博士(文学)。國學院大學講師・助教授を経て現職。専攻は民俗学、日亜欧文化交流史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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