出版社内容情報
アメリカの経済理論は、日本の実情に合っているのか?
「生産性」が上がっているのになぜ給料が上がらないのか!
日本の利益は、海外に流れている!
株高で誰が得する?
「生産性が上がらないから賃金は上げられない」
「少子化対策は無駄で、一人当たりの生産性があがれば良い」
実状を黙殺し、都合の良い政策を乱発した結果、日本の三十年間が失われてしまった。不景気に怯えた企業は、溜め込んだ資本を海外投資したものの、その利益は、外国人の株式取得を通じて海外流出し続けている。なぜその利益が家計に還元されてこなかったのか。一九九七年の金融危機以降、間違い続けてきた日本の経済政策を分析し、今こそ押すべきリセットボタンを提示する。
【目次】
第1章 自分から植民地になった日本――1997年、転落の始まり
1 日本経済に何が起こったのか
2 経済データのレレレ構造
3 資金の行方――世界一の公的債務・対外純資産国
4 成長期のメインバンク好循環
5 今さら言えない――統計と理論の落とし穴
6 第1の失政は企業貯蓄増大を傍観したこと
第2章 バブル崩壊のツケはすべて家計に――2001年、小泉構造改革の熱狂
1 バブル崩壊から小泉構造改革へ
2 財政再建か上げ潮路線か? 成長率金利論争
3 自国通貨があれば政府支出は無限大に可能なのか
4 賃金抑制のトヨタショック
5 今さら言えない――成り立たない国際競争力低下論
6 今さら言えない――需要低下が生産性を下げた
7 第2の失政は家計消費そっちのけの構造改革
第3章 再度の流動性危機から異次元緩和へ――2008年のリーマン危機
1 金融危機はどう起こるか
2 巨大危機のあとの「借金返済」的余震
3 リフレ派はなぜ盛んになったのか
4 今さら言えない――商品券で理解する金融政策
5 第3の失政はものつくり国家への固執
第4章 ものつくり大国復活せず――2012年のアベノミクス、その失敗と「転進」
1 2012年のアベ復活と経済政策リベンジ
2 輸出促進隠密作戦の失敗
3 海外直接投資立国への「転進」
4 法人減税消費増税の隠密作戦
5 今さら言えない――品質調整停止による物価上昇
6 第4の失政は2倍2倍の異次元緩和開始
第5章 バズーカは国内に向けられた――2022年のインフレ再来
1 ウクライナ侵攻と予期せざるインフレ勃発
2 今さら言えない――賃金と物価に「好」循環はない
3 今さら言えない――金融政策モデルは日本経済の実情に合わない
4 第5の失政は輸入インフレを「好」循環と強弁したこと
第6章 新技術がもたらす格差拡大から貧困へ――迫り来る危機1
1 ネットがもたらした消費生活の変容
2 技術と組織の変容――アルゴリズムとスキャンダルの進化
3 職場の変容――仕事はなくなり、賃金は下がるのか
4 分断の構造――技術変容と格差拡大
5 政治行動の動揺――分断から独裁へ
内容説明
「生産性が上がらないから賃金は上げられない」「少子化対策は無駄で、一人当たりの生産性があがれば良い」実状を黙殺し、都合の良い政策を乱発した結果、日本の三十年間が失われてしまった。不景気に怯えた企業は、溜め込んだ資本を海外投資したものの、その利益は、外国人の株式取得を通じて海外流出し続けている。なぜその利益が家計に還元されてこなかったのか。一九九七年の金融危機以降、間違い続けてきた日本の経済政策を分析し、今こそ押すべきリセットボタンを提示する。
目次
第1章 自分から植民地になった日本―1997年、転落の始まり
第2章 バブル崩壊のツケはすべて家計に―2001年、小泉構造改革の熱狂
第3章 再度の流動性危機から異次元緩和へ―2008年のリーマン危機
第4章 ものつくり大国復活せず―2012年のアベノミクス、その失敗と「転進」
第5章 バズーカは国内に向けられた―2022年のインフレ再来
第6章 新技術がもたらす格差拡大から貧困へ―迫り来る危機1
第7章 世代間闘争必至の人口減少状況と社会保障―迫り来る危機2
第8章 停滞と翼賛生成の組織論
著者等紹介
脇田成[ワキタシゲル]
1961年京都府生まれ。東京大学経済学部卒。東京大学助手、東京都立大学経済学部助教授等を経て、東京都立大学経済経営学部教授。博士(経済学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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chiro
小鳥遊 和




