ちくま新書<br> いまどうするか日本経済

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いまどうするか日本経済

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  • サイズ 新書判/ページ数 320p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480077219
  • NDC分類 332.107
  • Cコード C0233

出版社内容情報

アメリカの経済理論は、日本の実情に合っているのか?

「生産性」が上がっているのになぜ給料が上がらないのか!

日本の利益は、海外に流れている!

株高で誰が得する?



「生産性が上がらないから賃金は上げられない」

「少子化対策は無駄で、一人当たりの生産性があがれば良い」

実状を黙殺し、都合の良い政策を乱発した結果、日本の三十年間が失われてしまった。不景気に怯えた企業は、溜め込んだ資本を海外投資したものの、その利益は、外国人の株式取得を通じて海外流出し続けている。なぜその利益が家計に還元されてこなかったのか。一九九七年の金融危機以降、間違い続けてきた日本の経済政策を分析し、今こそ押すべきリセットボタンを提示する。


【目次】

第1章 自分から植民地になった日本――1997年、転落の始まり

1 日本経済に何が起こったのか

2 経済データのレレレ構造

3 資金の行方――世界一の公的債務・対外純資産国

4 成長期のメインバンク好循環

5 今さら言えない――統計と理論の落とし穴

6 第1の失政は企業貯蓄増大を傍観したこと



第2章 バブル崩壊のツケはすべて家計に――2001年、小泉構造改革の熱狂

1 バブル崩壊から小泉構造改革へ

2 財政再建か上げ潮路線か? 成長率金利論争

3 自国通貨があれば政府支出は無限大に可能なのか

4 賃金抑制のトヨタショック

5 今さら言えない――成り立たない国際競争力低下論

6 今さら言えない――需要低下が生産性を下げた

7 第2の失政は家計消費そっちのけの構造改革



第3章 再度の流動性危機から異次元緩和へ――2008年のリーマン危機

1 金融危機はどう起こるか

2 巨大危機のあとの「借金返済」的余震

3 リフレ派はなぜ盛んになったのか

4 今さら言えない――商品券で理解する金融政策

5 第3の失政はものつくり国家への固執



第4章 ものつくり大国復活せず――2012年のアベノミクス、その失敗と「転進」

1 2012年のアベ復活と経済政策リベンジ

2 輸出促進隠密作戦の失敗

3 海外直接投資立国への「転進」

4 法人減税消費増税の隠密作戦

5 今さら言えない――品質調整停止による物価上昇

6 第4の失政は2倍2倍の異次元緩和開始



第5章 バズーカは国内に向けられた――2022年のインフレ再来

1 ウクライナ侵攻と予期せざるインフレ勃発

2 今さら言えない――賃金と物価に「好」循環はない

3 今さら言えない――金融政策モデルは日本経済の実情に合わない

4 第5の失政は輸入インフレを「好」循環と強弁したこと



第6章 新技術がもたらす格差拡大から貧困へ――迫り来る危機1

1 ネットがもたらした消費生活の変容

2 技術と組織の変容――アルゴリズムとスキャンダルの進化

3 職場の変容――仕事はなくなり、賃金は下がるのか

4 分断の構造――技術変容と格差拡大

5 政治行動の動揺――分断から独裁へ

内容説明

「生産性が上がらないから賃金は上げられない」「少子化対策は無駄で、一人当たりの生産性があがれば良い」実状を黙殺し、都合の良い政策を乱発した結果、日本の三十年間が失われてしまった。不景気に怯えた企業は、溜め込んだ資本を海外投資したものの、その利益は、外国人の株式取得を通じて海外流出し続けている。なぜその利益が家計に還元されてこなかったのか。一九九七年の金融危機以降、間違い続けてきた日本の経済政策を分析し、今こそ押すべきリセットボタンを提示する。

目次

第1章 自分から植民地になった日本―1997年、転落の始まり
第2章 バブル崩壊のツケはすべて家計に―2001年、小泉構造改革の熱狂
第3章 再度の流動性危機から異次元緩和へ―2008年のリーマン危機
第4章 ものつくり大国復活せず―2012年のアベノミクス、その失敗と「転進」
第5章 バズーカは国内に向けられた―2022年のインフレ再来
第6章 新技術がもたらす格差拡大から貧困へ―迫り来る危機1
第7章 世代間闘争必至の人口減少状況と社会保障―迫り来る危機2
第8章 停滞と翼賛生成の組織論

著者等紹介

脇田成[ワキタシゲル]
1961年京都府生まれ。東京大学経済学部卒。東京大学助手、東京都立大学経済学部助教授等を経て、東京都立大学経済経営学部教授。博士(経済学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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よっち

25
バブル崩壊以降の金融・財政政策の失敗をデータと事例で分析し、日本経済の長期停滞・失われた40年の真因に迫る1冊。企業内部留保の膨張、賃金上昇の停滞、家計軽視の政策、黒田日銀の異次元緩和の限界、円安誘導について批判し、出生率の急低下が社会保障制度の前提が崩壊寸前であることをデータで示していて、労働分配率向上、非正規雇用の是正、官製春闘、家計への直接的な資金供給、株式投資促進などを提言していましたが、不景気で家計への所得分配が抑制された影響は大きかったようですしこれからできることを考えていく必要がありますね。2026/01/16

まゆまゆ

14
日本経済が長期停滞となった原因は企業が上げた利益を賃金に回さなかった結果、消費も投資も増えなかったせいであって、復活に向けては大幅な賃上げしかないことを語る内容。現在の株高も3割が外国人所有で配当も含め海外へ資金が流出していて、日本は自らグローバル経済の植民地と化している。少子化による人口減少を踏まえて財政再建でもリフレでもない経済政策を早期に始めないと経済成長は望めない…2026/04/02

くものすけ

12
歯に衣着せぬ明快な論法で現実の政府、日銀、官僚の失敗、問題点をバッサリと一刀両断されていて気持ちいい。しかしながら、問題は日本にとって極めて深刻であることを再認識させられる本。官僚もエリートサラリーマンもあるいは多くの一般庶民も、出世主義、忖度、空気を読む世界に安住している間に停滞の30年を過ごしてしまった。大企業が貯め込んだ剰余金は、庶民の給料アップに向かわず、海外投資、株式配当(3割近くは海外投資家への配当)に向かうと…問題は根深く、抜本的対策も一筋縄ではいかないというのが理解できた。2026/04/10

Ryoichi Ito

9
バブル後の日本の停滞の主要因は,企業の歴史的な高水準の内部留保と歴史的な低水準の労働分配率=低賃金だ。資本主義は元来,企業が借金して事業を行うものだが,日本の大企業は貯金している。日銀がいくら低金利にしても,金を借りる必要がない。何のために事業をしているのだろうか。これでは経済成長するはずがない。さらに,「高市新政権は,出生数減少による人口構成悪化と社会保障問題に全く無関心のようだ」少子化に全力で取り組まねば日本の将来は危うい。2026/01/12

chiro

8
現在の日本経済の状況を様々なデータをもとに詳にしかつその問題点を指摘している著作。ここに記されていることを見ると政治家にしても官僚にしても国民に目を向けるのではなく個人としてのパフォーマンスに拘泥している者達が跋扈しており大局観を有する者の不在を痛切に感じる。今またその権化ともいえる高市氏が総理に就き、国民が大きな支持をしている現実を見ると沈みかかった船が浮上する気配は微塵も感じられない。2025/12/22

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