ちくま新書<br> ファラオ―古代エジプト王権の形成

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ファラオ―古代エジプト王権の形成

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  • サイズ 新書判/ページ数 304p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480076762
  • NDC分類 242
  • Cコード C0222

出版社内容情報

謎に満ちた最高権力者の実像



かれらはなぜ3000年にもわたる文明を維持しえたのか。

ミイラやピラミッドは何のためにつくられたのか。

最新の考古学的成果から、古代エジプト世界の根源に迫る!



紀元前3100年ごろに成立し、幾度かの混乱期を経つつも、約三千年にもわたり存続したエジプト文明。そのなかでファラオは王権と神性を兼ね備えた最高権力者であり、政治、社会、経済、軍事はもとより、さまざまな象徴物も神話も、すべてファラオを中心とするかたちで展開した。本書では、最新の考古学的知見に基づき、その起源から王権・神性の背景、ファラオの果たすべき使命、さらにはミイラの作り方やピラミッドの目的までを幅広く紹介。謎に満ちたその実像に迫る。

内容説明

紀元前三一〇〇年ごろに成立し、幾度かの混乱期を経つつも、約三千年にもわたり存続したエジプト文明。そのなかでファラオは王権と神性を兼ね備えた最高権力者であり、政治、社会、経済、軍事はもとより、さまざまな象徴物も神話も、すべてファラオを中心とするかたちで展開した。本書では、最新の考古学的知見に基づき、その起源から王権・神性の背景、ファラオの果たすべき使命、さらにはミイラの作り方やピラミッドの目的までを幅広く紹介。謎に満ちたその実像に迫る。

目次

第1章 背景―自然環境と歴史概要
第2章 起源―エジプト文明はいかにしてうまれたか
第3章 神性―神とファラオの世界
第4章 王権―権力とイデオロギーの制度化
第5章 来世―その死生観とミイラ
第6章 ピラミッド―その誕生と機能

著者等紹介

馬場匡浩[ババマサヒロ]
1974年、神奈川県生まれ。早稲田大学大学院文学学術院博士後期課程修了。博士(文学)。早稲田大学文学学術院助手、日本学術振興会特別研究員PD、英国カーディフ大学客員研究員、早稲田大学文学学術院助教、早稲田大学高等研究所准教揆(任期付)などを経て、現在は早稲田大学考古資料館学芸員、東日本国際大学客員准教授。1996年よりエジプトの発掘調査に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さとうしん

17
1月刊行の大城道則『古代エジプト文明』と内容が重複する部分もあるが、あちらが通史を核とした概説的な内容だったのに対して本書は王権論を核とした各論となっている。著者の個人的な体験が盛り込まれていたり、ミイラやピラミッドの専論的な章節もある。ピラミッドを王墓とした大城書に対し、本書では一部のピラミッドは王墓と言えるかもしれなが、現在の状況ではすべてのピラミッドが王墓と断言するのは難しいという立場を取る。2025/03/13

ジュンジュン

13
ファラオ誕生のプロセスを自身も参加した発掘調査の成果を生かしつつ考察している。とはいえ一番食いついたのはやはりピラミッド。何年か前に「ピラミッドは公共事業」なる説があったけど、今では通用しないようだ。お墓とするには決定打に欠けるし、亡きファラオの復活再生を祈念するモニュメントといったところがトレンドらしい。2025/04/28

Tomozuki Kibe

3
ラムセフ大王展の予習に。 はたしてファラオの権力はどこからか? 近年のマルクス的、余剰生産物の管理のために成立する見方は結果論とみなし、エジプト神話の分析などを通じて、神殿建設を通じてヒエラルキーが発生・「マアト」という世界を安定に保つ王朝時代の王権が成立し、ピラミッド建設などはこれを維持するために安定を図し、権力の維持自体が後には目的化したとみる。「サピエンス全史」などの流行「文明に必要なものはまず「伝説」」史観と言える。2025/03/24

於千代

2
古代エジプトの王であるファラオの実像に迫る一冊。背景や歴史的経緯、ファラオの王権や神聖、ミイラやピラミッドについて述べられる。。 イメージで語られがちで様々な俗説があるが、本書ではそうした俗説を検討し、否定していく。特に驚かされたのは、ピラミッドが最初から現在のような形で作られたわけではないという指摘。さらに、建設は農閑期の公共事業ではなく、通年にわたる大規模な労働であったという点も衝撃だった。2025/04/23

Go Extreme

1
ナイルなしにエジプトなし 自然=神、神=王という連環 神々の地上の代理人としてのファラオ 死後の世界での再生を信じ ピラミッドは天に通じる道 神から与えられた神聖な力 生と死を司る役割 神々の意志を地上で具現化する存在 死を恐れるのではなく復活果たすための道のり 王権の根幹を支える神性 神々と人々をつなぐ存在 王は単なる支配者ではなく神としての象徴 ナイル川は神の恵み 王の行動や決定は神々によって導かれる 自然の脅威を克服し安定した社会を築く 死者の心臓が神々の前で計られる 王権を維持するための儀礼と供物2025/04/04

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