出版社内容情報
病気やケガをしたとき、出産や育児、そして介護が必要になったときの生活を保障する社会保険。働けなくなったときや老後の生活を支える年金制度。毎月の給料から天引きされているものの、いざというとき自分がどの給付を受けられるのかわかりにくく、申請するのもどこか後ろめたい。日本の社会保障はなぜこんなにも使いづらいのか。複雑に分立した制度の歴史から、この国の根底に渦巻く「働かざる者食うべからず」の精神を問い、誰もが等しく保障される社会のしくみを考える。
内容説明
病気やケガをしたとき、出産や育児、そして介護が必要になったときの生活を保障する社会保険。働けなくなったときや老後の生活を支える年金制度。毎月の給料から天引きされているものの、いざというとき自分がどの給付を受けられるのかわかりにくく、申請するのもどこか後ろめたい。日本の社会保障はなぜこんなにも使いづらいのか。複雑に分立した制度の歴史から、この国の根底に渦巻く「働かざる者食うべからず」の精神を問い、誰もが等しく保障される社会のしくみを考える。
目次
第1章 なぜ働き方によって社会保障が違うのか―労働者と自営業者
第2章 なぜ働き方で分立しているのか―四つの社会保険
第3章 なぜ使いにくいのか―社会保障と情報提供義務
第4章 生活保護のうしろめたさ―社会保障と「勤労の義務」
第5章 「勤労の義務」の意味―日本国憲法制定時の議論を読む
第6章 働くことと社会保障を切り離す
終章 新しい社会保障のために
著者等紹介
山下慎一[ヤマシタシンイチ]
1984年長崎県西彼杵郡(現・諌早市)多良見町生まれ。福岡大学法学部教授。一般社団法人FUスポーツコミュニティ理事。九州大学大学院法学府公法・社会法学専攻博士後期課程単位取得退学。博士(法学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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