出版社内容情報
興味はあるけど、化学は苦手。そんな人は注目! 原子の構造、周期表、溶解度、酸化・還元など必須項目をやさしく総復習し、背景まで理解できる「再」入門書。
齋藤 勝裕[サイトウ カツヒロ]
内容説明
範囲が広く、覚えることが多い。化学式や法則がややこしく、よく分からない…。そのような印象で「化学」に対して苦手意識を持っている人は多いだろう。しかし、化学は、この世界を考える上で土台となる学問であり、私たちの暮らしに深く関係している。その面白さを知らないままでいるのは、非常にもったいない!本書は、高校化学をわかりやすく、簡潔に解説した、復習に最適の一冊である。この本で、物質のふるまいを知り、世界の不思議さに目を開こう。
目次
原子と原子核
周期表と元素の性質
化学結合と分子構造
気体・液体・固体
溶解度と溶液の性質
酸・塩基・pH
酸化・還元と電池
反応とエネルギー
非金属元素の性質
金属元素の性質
有機化合物の種類と性質
有機化合物の反応
環境と化学
著者等紹介
齋藤勝裕[サイトウカツヒロ]
1945年生まれ。東北大学大学院理学研究科博士課程修了。愛知学院大学客員教授、名古屋工業大学名誉教授などを兼務。専門は、有機化学、物理化学、光化学、超分子化学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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- 評価
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
禿童子
33
見開き2ページでまとめる形式で読みやすいのは良いが、説明をサラッとして消化不良のまま先に進む高校の板書中心の授業を思い出す。電子雲の軌道の話で読んでみようと思ったけど、他の化学入門書を当たった方がよいかも。113ページの「点aを臨界点、それを超えた高温高圧状態を超臨界状態という。」は「点b」が正しい。「点a」は「三重点」。つまらない誤植は読者のストレスになる。122ページで中断。2021/03/20
coldsurgeon
5
高校化学の知識を復讐。読み進めると、意外と面白かった。特に毒性の話は、妄想が膨らむ。使うことはないのだが。2020/06/04
タイガ
2
★茶番《(つt⊿t)最近の若者はさTVとかあんまり見ないよね。話持ちかけても誰もわかんないもん( ・´ヮ・`)わかるわ~未来世紀とかハートネットTVとかわかってくれない(つt⊿t)それはお前が悪い》★読んでみて、なんかに似てるなーと引っかかってましたが、中盤くらいに確信を持てました。これ歴史の資料集です。あったでしょ?教科書+資料集で歴史の授業を教わりましたよね。あれの化学版でしたよ。教科書読んでもイラストなくてよくわかんなくて、資料集開いたらあったー!みたいな。教科書の謎を解き明かしてくれる新書でした。2016/12/12
JIVAN
1
高校での履修範囲はもちろん、サラッと言及して終わりな所も噛み砕いてくれる。 現役時代に読みたかった!(理解できたか怪しいけど。) σ結合、π結合、sp混成軌道なんて教わった覚えないし、pHの値が対数だったなんて…授業ちゃんと聞いてた皆さんはご存知でしたか…? まぁそれでも、現役時代に挫折した『有機化合物の反応(12章)』は結局わからんでしたが… 周期表まわりも理解が足りてないのはよ〜くわかった…2021/11/21
しょー
1
大学受験の時、苦手だった化学が高3の時に、夏季講習の先生と、出会った参考書のおかげで得意科目になった。しかし化学とは関係のない学科が元々志望だったため、その時の化学の知識は萎むばかりとなった。この本を読んだら、その時の知識、特に得意だった有機化学のところががいくらかよみがえるかと淡い期待を持っていた。結果やっぱり、今でも理解してる部分と、有機化学は何となく懐かしいなというのと、よくこんなのを全部記憶していたなという程度にはなったが、基礎知識としていくらか整理された気がして満足度は高い。2020/04/30