出版社内容情報
頼みごと、メール、人間関係、キャッチコピーなど、仕事の多くは「ことば」が鍵! 気鋭の言語学者が、ことばの秘密を解き明かし、仕事への活用法を伝授する。
内容説明
人の心を動かすコツは、「選択の自由」と「ことばの切り替え」だ!気鋭の言語学者が、デキる人の「ことば術」を解説。
目次
第1章 ことばのチカラで人を動かせ!(判断を変える―ことばのサブリミナル効果(その一)
記憶を変える―ことばのサブリミナル効果(その二)
ことばがチカラを持つワケ
人を動かすことば術)
第2章 ことばを変えて、自分を変えろ!(自分を変えることば術;行動を起こすことば術;ことばの切り替え)
第3章 ことばの規則で心をつかめ!(究極のことばの原理―グライスの「協調の原理」;ジョークの影には「協調の原理」;文字の持つ効果と「協調の原理」;「協調の原理」をビジネスに)
第4章 大人のたしなみとしての仕事ことば
著者等紹介
堀田秀吾[ホッタシュウゴ]
1968年生まれ。明治大学法学部教授。言語学博士(シカゴ大学)。ハワイ大学ロースクール客員研究員。専門は司法コミュニケーションの社会科学的分析、法言語学、理論言語学。自身も会社を経営するなど、ビジネスにも通じている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しゅわ
31
【図書館】言語学はもちろん、心理学・脳科学などさまざまな研究成果をもとに「ことばのチカラ」に迫り、仕事やスムーズな人間関係への活用法を伝授する一冊です。…と解説すると難しそうに聞こえますが、例えも具体的でとてもわかりやすく解説してくれるので安心です。ほんのちょっとした工夫で聞く方の気持ちが違ってくるんだなぁ~としみじみ。2014/07/01
*
22
「般化」→一つの成功体験がもとになって、他の場面でも自信を持って臨めるようになること▼「プランドハップスタンス(計画された偶然)」→成功や失敗をもたらすいくつもの偶然は、全て自分の行動が招き入れている。2018/07/23
マカロニ マカロン
11
個人の感想です:B。この本のタイトルの「なぜ頼みを聞いてしまうのか」の部分はあまり多くなくて、第1章の「ことばのチカラで人を動かせ!」でいうところのアサーティブな話し方をするというあたりがポイント。この本はそれ以降の第2章「ことばを変えて、自分を変えろ」の「あとでやろうはバカヤロウ」「できるかできないかじゃない。やるかやらないかだ」という言葉はとても良い言葉だと思った。「自分は〇〇な人だから」と小さくまとめてしまうのをやめて、まず始めてしまえという提案にとても共感した。2018/12/05
タマネギしゅー
6
すこぶるおもしろい本。タイトルで予想される以上の内容。効果的なほめ方、力を貸したいと思わせると言い方といったビジネスシーンだけにとどまらず、言葉の持つ根源的な力(言霊にも相通じるか・・)を再認識することで人生をよりよく生きることができそうだ。また、嫌いな言葉第1位の「・・でよろしかったでしょうか」についての考察~(精一杯丁寧に表現しようとした結果過去形になった)にはある意味感動した。2014/03/08
しゅんぺい(笑)
6
ことばのかたちによってひとがどのような印象を受けるか、という内容。 すごく簡潔に書かれているので、もうちょっと踏み込んでほしいなと思うところもあるけど、こういう雑学チックな話は好き。 「有標」「無標」という考え方はおもしろいと思う。あと、グライスの協調の原理。「量」「質」「関連性」「伝え方」の四つのルールは、覚えておくとよさそう。2014/02/15
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- 和書
- 新陰の大河 上泉信綱伝