ちくま新書<br> 分析哲学講義

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分析哲学講義

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  • サイズ 新書判/ページ数 270p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480066466
  • NDC分類 116.3
  • Cコード C0210

出版社内容情報

現代哲学の全領域に浸透した「分析哲学」。言語のはたらきの分析を通じて世界の仕組みを解き明かすその手法は切れ味抜群だ。哲学史上の優れた議論を素材に説く!

内容説明

フレーゲとラッセルの論理学研究に始まり、クワイン、ウィトゲンシュタインらの活躍を経て、現在では哲学の全領域に浸透した分析哲学。言語や概念の分析を通じて世界を捉えるその手法は、驚くほど幅広い分野で、新たな発見をもたらしてくれる。「言葉はなぜ意味をもつのか」「自然科学における自然とは何か」といった問いから、可能世界、心の哲学、時間と自由といったテーマまで、哲学史上の優れた議論を素材に、その先を自ら考えるための一冊。問題を正確に考え抜く「道具」としての分析哲学を伝える、珠玉の入門講義。

目次

講義1 分析哲学とは何か
講義2 意味はどこにあるのか
講義3 名前と述語
講義4 文脈原理と全体論
講義5 意味はどこに行ったか
講義6 二つの自然と、意味の貨幣
講義7 可能世界と形而上学
講義8 心の哲学の眺望
講義9 時間と自由

著者等紹介

青山拓央[アオヤマタクオ]
1975年生まれ。現在、山口大学時間学研究所准教授。哲学の観点から、とくに時間・言語・自由・心身関係を考察。県立浦和高校、千葉大学文学部、同大学院博士課程、日本学術振興会特別研究員などを経て現職。2006年、日本科学哲学会第1回石本賞を受賞。2011年、文部科学大臣表彰科学技術賞を研究グループにて受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

へくとぱすかる

39
概説・入門書(けど難しい)なので、ほぼこれまでの学説紹介と、その補足であり、そのためかえって読むのに時間がかかった。ラストの講義8は、さすがに「タイムトラベルの哲学」の著者だけあって、自論を展開させて非常に読みやすかった。現在、「今」の存在に不利な学説が多いらしいが、もしマクタガートの言う、C系列(B系列でさえ)のような状態を信ずるならば、私たちの基本的信念が維持できなくなるとは、ぞっとする話だ。2017/03/20

ころこ

21
本書が入門書と言えるかどうか怪しいですが、講義6で著者が述べている様に、そもそも講師に本書の各問題に対する興味や探究心が無いと相手に伝わらないと同様に、読者が本書の各問題に対し、予め類似の疑問を持っていないと厳しいかも知れません。講義2では、『全ては言葉だ』という人文系のひとに対し、美術系のひとが『絵をイメージすることで、言葉を使わないで表現できるのではないか』と言います。この答えは、イメージもある意味を汲み取るために解釈をしている。イメージの解釈が言葉と言えるのだ、というものです。講義3では、固有名とは2018/01/24

佐島楓

19
簡単な例を駆使して説明してくれるので理解しやすかった。幼い頃から抱いていた形や言葉にならない疑問がだいぶ説明されていて嬉しかった。「今」っていつのことなんだろうとか、本当に私以外の人も同じ世界を見ているのかな? のような。こういう細かいところから哲学が始まること、それがわかってきたのは大きい。ようやくウィトゲンシュタインの本質にも触れられた。2012/02/25

白義

18
言語の働きを手がかりにした分析から、やがてSFチックな形而上学の世界にまで至る分析哲学の世界を、一から広く濃密に解説。類書の中でも一段分かりやすい優れた一冊。クワインのホーリズム、ウィトゲンシュタインの意味使用説から、だんだん哲学や科学の更なる基盤となっている原初的自然に迫るところは白眉。クリプキの固定指示子、経験と必然性を巡る議論は、何かクリプキの考えに穴がありそうなんだけどまだ掴めない。文献紹介も丁寧で早く原典に進みたくなる2013/07/24

月をみるもの

15
なるほどって感じ 「分析哲学の浸透と拡散に、文学史における SFのそれと似たものを感じます。つまり、そこで使われている概念装置が分野全体に十分に行きわたったため、その出自がもはや意識されなくなっている──そのぶんジャンルとしての勢いは落ちている──わけです。」2023/08/10

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