ちくま新書<br> 建築史的モンダイ

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ちくま新書
建築史的モンダイ

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  • サイズ 新書判/ページ数 231p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480064295
  • NDC分類 520.4
  • Cコード C0252

出版社内容情報

建築の歴史を眺めていると、大きな疑問がいくつもわいてくる。 建築の始まりとは? そもそも建築とは何なのか? 建築史の中に横たわる大問題を解き明かす!

内容説明

近代建築史研究一筋だった著者が中世ヨーロッパ建築、さらに初期キリスト教建築、新石器時代の建築へと歴史を遡るうちに気付いたのは、建築の発祥という大問題だった。何が始まりだろうか?住まいか?それとも神殿か?そもそも建築とは何をもって建築というのだろうか?長い長い年月を経て、石や穴だけとなった遺跡を訪ね、その遺跡のもらすつぶやきに耳をすませて見えてきたものとは?建築の起源、和洋の違い、日本独自の建築の歩み…「建築」にまつわる疑問を縦横無尽に解き明かす。

目次

1 建築とは何だ??(建築と住まいの違いとは?;住まいの原型を考える ほか)
2 和洋の深い溝(和と洋、建築スタイルの根本的違い;教会は丸いのだ ほか)
3 ニッポンの建築(日本のモクゾウ;焼いて作る!?建築 ほか)
4 発明と工夫(ローマ人の偉大な発明;ガラスは「石」でありえるか? ほか)

著者等紹介

藤森照信[フジモリテルノブ]
1946年長野県生まれ。東京大学大学院博士課程修了。専攻は、近代建築、都市計画史。現在東京大学生産技術研究所教授。全国各地で近代建築の調査、研究にあたっている。86年赤瀬川原平や南伸坊らと「路上観察学会」を発足。91年“神長官守矢史料館”で建築家としてデビュー。97年には、「赤瀬川原平氏邸(ニラ・ハウス)」で日本芸術大賞、2001年“熊本県立農業大学校学生寮”で日本建築学会賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

T M

3
連載を元に編集されている、ワンテーマごとに徒然なるままに綴った建築エッセイ。他の方も書いてらっしゃいますが、モンダイに対して論理的な解決策が示されてるというよりは先生の実地経験に基づいた推理である。それぞれのテーマ全て面白い。また、推理がユニークだけど単なる机上のものでなく感じるのは、先生とその建築の、自然との親和性の高さからだと思う。本著でも建築と大地の関係に触れられていたが。別著で磯崎新が、藤森氏は意図せずとも縄文的というようなことを言っていた。藤森先生は土の人だ。2017/08/01

寝落ち6段

3
建築史家として、思うところを書き連ねた、建築エッセイのような感じ。文章は軽快ではあるが、散漫としていて、こちらとしても恐らく筆者としてもよくわからない建築史的モンダイが、本当にわからないまま書かれている。全然解決もしていないが、決して悪書ではなく、何が解っていないのかが解るのだ。911テロで、あのツインタワーが崩れていくのはどういう構造だったのか、など意外な着眼点もあって面白い。2015/02/13

Mark.jr

2
本書に書かれていること ・人類最初の建築とは何か。ポイントなのは住居ではなく建築。つまり、機能的であり美的感覚も備えているもの。 ・和と洋の建築スタイルの根本的な違い。または、何故和館の隣に接客用の洋館を作ったのか。 ・欧米に比べて、何故に今も木造建築(しかも、傍から見ると木造に見えない)が主流なのか。 ・世界で初めて消えた高層ビルは何か。そして、何故今まで高層ビルの建て替えがなかったのか。 若干図があった方が良いなという場面もありますが、私みたいにあまり専門用語を知らないにわかでも楽しめる良い本です。2019/11/26

OKKO (o▽n)v  終活中

2
ご存知建築探偵の藤森センセが、パルテノン神殿からモダニズム、茶室からWTCまで、建築について日ごろ考えておられることをキッパリ書き放った一冊。先日来、一時的にではあるが、「なぜモダニズム建築は保存されなければならないのか? 一方、なぜ無批判に解体してしまう人が多いのか?」を命題に据えたワタクシだが、コルビジェ、レーモンド、そしてカーンの価値を知るだけでは「残すべき美」としての説得力がないと思うの。そして、この本みたいに美の代わりに「面白さ」(浅薄な面白さとは違うが)で説く方法もあるよね。2013/03/19

たく

2
久々に思い出して再読。アンドーの打ちっ放しが世界で評価される理由がやっと理解できた。壁を打ちっ放しにしたからなんですね。2012/08/26

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