出版社内容情報
地図の歴史や最新技術、地形表現や記号の意味と理由、国土地理院の仕事、測量士の苦労話・・・。その使い方から意外な楽しみ方まで伝授。地図帳を持って外へ出よう!
内容説明
地図帳は究極の実用書だ。様々な土地情報がつまった“事典”であり、眺めているだけでそこへ行った気になれる“ガイドブック”でもある。そんな地図を使いこなすには、「地図が発する声」に耳を傾けるのがいちばん。地形表現や記号の意味と理由、官製地図の歴史や最新技術、国土地理院の仕事、測量や地図編集の苦労話…。地図の使い方から意外な楽しみ方まで伝授します。
目次
第1章 地図の楽しみ
第2章 地図作りの、なぜ
第3章 地図表現の秘密
第4章 地図情報は正確か
第5章 地図作りの現場から
第6章 地図にはアイデアがいっぱい
著者等紹介
山岡光治[ヤマオカミツハル]
1945年横須賀市生まれ。63年、美唄工業高校卒業。同年、国土地理院に技官として入所。札幌、つくば、富山、名古屋などの勤務を経て、2001年、同院退職。同年、地図会社の株式会社ゼンリンに勤務。05年、楽しく易しく、地図測量を紹介するための「オフィス地図豆」を開業。日本各地の地図愛好家、天文史研究家と交流。執筆や講演会、市民講座などでの地図作成実演などを通じて、地図測量への理解を深める活動をしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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のんき
3
地図は回転楕円体たる地球の表面を平面上に移したもの、というそれこそ地球スケールの話から、地図記号で示された対象物の真の位置はどこにあるかといった針の先で突くような話まで、また伊能図からグーグルマップまでの地図の歴史、その他地図にまつわる話が満載。ただし、著者は国土地理院の技官をしていた人なので官製地図製作現場での話がメイン。地図作り=平板測量というイメージだったけど、それはかなり古い感覚なのだと知らされたのが私にとっては一番の衝撃かも(笑)2009/07/06
京橋ハナコ
2
地図を作る側の話。2023/08/30
がけっぷち
1
地図作成に携わった人の書いた本。決して読みやすい本ではないが、地図についてさまざまな面からの知識が得られる。2017/05/20
y.yasuyo
1
今まで地図作りの事を気にした事は無かったが思っているより手間がかかる事を知り驚いた2016/12/26
茶器
1
国土地理院とゼンリンにお務めだった筆者が語る、地図のあれこれ。等高線にする化粧、地図記号のどの辺りが正しい地上位置となるか、が面白かった。2016/08/03