ちくま新書
ヒトは環境を壊す動物である

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  • サイズ 新書判/ページ数 206p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480061522
  • NDC分類 519
  • Cコード C0240

内容説明

エアコンを使えば温暖化を招く。洗剤を使えば河川の富栄養化が起こる。肉食はエネルギー的にムダの多い贅沢だ。わかっちゃいるけど、やめられない。かくして環境破壊は、今世紀最大の問題のひとつになった。なぜ私たちは「わかっちゃいるけどやめられない」のだろうか。本書では、進化心理学の立場から、ヒトの認知能力と環境との関わりを検証し、環境破壊は人間の「心の限界」がもたらしたものという視点を提示する。生物学からみた、まったく新しい環境問題の書。

目次

第1章 「環境」とは何か
第2章 人間はどのような動物か
第3章 心の進化
第4章 環境の認知
第5章 公共財を巡って
第6章 進化と環境倫理

著者等紹介

小田亮[オダリョウ]
1967年徳島県生まれ。東京大学大学院理学系研究科生物科学専攻博士課程修了。京都大学霊長類研究所教務職員、名古屋工業大学講師などを経て現在、名古屋工業大学大学院工学研究科助教授。専門は自然人類学、比較行動学。霊長類を対象に心と行動の進化について研究している
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