ちくまプリマーブックス 街の自然観察

矢野 亮【著】

筑摩書房（1989/03発売）

• サイズ B6判／ページ数 200p／高さ 19X13cm
• 商品コード 9784480041258
• NDC分類 K460
• Cコード C8045

目次

春から初夏―カエルはいつ目をさますか
夏―森の忍者を見つけられるか
秋―アカトンボはどこから来るか
晩秋から冬―なぜプラタナスの葉が落ちないか

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[takahiroyama3]

目黒の自然教育園に努め、長年にわたり街の自然を観察してきた著者による一冊。春･夏･秋･冬の別に身近な自然の観察のコツを教えてくれます。自分も頻繁に街で見かける、シジュウカラの「なわばり」の話、落葉樹プラタナスの「冬は街灯方向に葉が残る」話など面白いです。そして、観察のコツだけではなく、研究のコツも教えてくれます。捉えにくい自然を正しく理解するためには研究的なモノの見方が適しており、その実践方法を教えてくれます。自分ならではの正しい観察の方法を構想したくなる一冊でした。

2020/07/13