内容説明
かつて駄菓子屋は子どもたちの社交場だった。ガキ大将がいた。初恋の子がいた。寒天ゼリーをチュルッと吸い、水あめをこねまわし、ゴムとびの高さを競い、ベーゴマで火花を散らした。男も女も、大きな子も小さな子も一緒に白熱したSケン、道端で炸裂させたカンシャク玉の派手な音…。懐かしさに心癒される駄菓子とおもちゃと遊びの数々を再現する。
目次
駄菓子編1(寒天ゼリー;粉末ジュース ほか)
おもちゃ編1(日光写真;模型飛行機 ほか)
駄菓子編2(水あめ;ソースせんべい ほか)
おもちゃ編2(ヨビコと毛笛;プロマイド ほか)
著者等紹介
奥成達[オクナリタツ]
1942年、東京・品川出身。詩人、エッセイスト。雑誌記者、タウン誌編集長などを経て、青山学院大学文学部講師
ながたはるみ[ナガタハルミ]
1944年、長崎県出身。イラストレーター
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感想・レビュー
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ぷりけ
1
すっごく懐かしかった~!また、解説が笑えるし。近所の大型スーパーに駄菓子屋があって、買う機会があるのだけど、チューブチョコとかは売ってないので、本を見ながら「これ、あった、あった!」と叫んでいた。おもちゃ編や遊び編は時代が違って、知らないことだらけだった。2012/08/29
こやじ
0
著者とはかなりの世代ギャップがあるのに、知っているものがたくさんあってびっくり。酢漬けイカとか、ニッキとか。2017/07/26
ストローおじさん
0
こんないい本はない、駄菓子のことしか書いてないんだからな
おびがみと
0
学校帰りの駄菓子屋さんってとても憧れだったなー、と。友達と一緒にお菓子を買って楽しく食べるなんていいなーって思っていた小学生時代。月のお小遣いなんて高校に入るまでもらってなかったし…遊び編にある遊びも、なかなかできる場所がないなーと思った。小学生の時に普段遊んでた場所は舗装されていたし。そういやあそこ駐車場だった。ヒステリーおばさんとかいたな懐かしい。個人的には紅梅ミルクキャラメルが気になったところです。2014/08/29
雪町
0
昭和の匂い漂う駄菓子とおもちゃ、遊びを紹介していくエッセイ。駄菓子屋を中心にした、子供文化がいっぱいで懐かしかった。2014/01/09