ちくま文庫<br> 今昔物語

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ちくま文庫
今昔物語

  • 福永 武彦【訳】
  • 価格 ¥1,540(本体¥1,400)
  • 筑摩書房(1991/10発売)
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  • サイズ 文庫判/ページ数 688p/高さ 15X11cm
  • 商品コード 9784480025692
  • NDC分類 913.37
  • Cコード C0193

内容説明

平安時代末期に成ったこの説話集は、おそらく大寺の無名の書記僧が、こんなおもしろい話がある、ほかの人に知らせてあげたい、おもしろいでしょうといった気持ちで集め書かれたと言われている。本書は、大部の説話集の中から本朝の部のみをとり上げ、さらに訳者福永武彦の眼により155篇を選んだ。文学的香り高い口語訳により、当時の庶民の暮らしぶりを生き生きと再現している。

目次

第1部 世俗
第2部 宿報
第3部 霊鬼
第4部 滑稽
第5部 悪行
第6部 人情
第7部 奇譚
第8部 仏法

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

やいっち

42
 前回……たぶん、十年ほど前に読んだ時より楽しめた。福永氏の現代語訳が明晰で且つ馴染みやすい。昔の物語のはずなのに、すっとその世界に入って行ける。  平安(に限らないだろうが)の世は、都に限らず治安は今の我々には想像も及ばないものだったのだろうと痛感させられる。夜の道を女が一人歩くなんて、論外。男でも相当な用意か覚悟が要る。  日本は国土的に狭いと思われがちだが、一昔前は、一歩、町中を離れると、そこは異郷。まして夜になると闇の世界があるだけ。闇の深さが今とは雲泥の差なのである。 2018/12/05

ヒラP@ehon.gohon

31
入院時の退屈な時間を埋めてくれました。大量な短編集で、どれもがスリリングで結末が読めません。理不尽な結末も多いので刺激が多いのですが、一つ一つを深掘りすると味わいも深まるのかと思いました。 千編あるうちの155編という抽出なので、全体を知ったわけではないのですが、ゆっくり味わい直したい書籍です。2022/10/23

拓也 ◆mOrYeBoQbw

28
古典短篇集。選・現代語訳は福永武彦氏です。全1080篇から155篇を収録しています。芥川がモチーフにした羅城門の鬼の話、内裏に女御として潜り込んだ盗賊の女頭領の話や、子供時代の賀茂保憲が百鬼夜行を見る話など、有名な作品も沢山収録されてますね。選と訳の良さか、重要な作品を抑えてる中でも幻想譚、奇妙な話として読めるものがとても多く、毎夜少しずつ読み進めて楽しむにも良い一冊だと思います(・ω・)ノシ2016/08/08

Gotoran

28
“今は昔・・”で始まる今昔物語(天竺[インド]、震旦[中国]、本朝[日本]の三部構成で主に因果応報をベースにした仏教説話集、31巻1040話)。本書は、(私が学生時代に好んで読んでいた小説家の)福永武彦が、本朝の部から選び出し口語訳した155話。世俗、宿報、悪鬼、滑稽、悪行、人情、奇譚、仏法の7部に区分。精、鬼、生霊、死霊、狐、“百鬼夜行”、強盗、殺人、誘拐、暴行、詐欺、人身売買、歌物語、好色・恋愛、因果応報等々、千差万別。非常に興味深かった。より深く知りたく、他の本朝の部に加えて、天竺、震旦も。2013/11/25

テツ

23
今昔物語が成立した(と言われている)平安時代末期から現代までの九百年近い時間の隔たり。それでもここに描かれる世界には現代人にも簡単に理解できる喜怒哀楽があり人々の営みがある。人間が進化して力をつけたおかげで世界に溢れていた光も闇も力を失い、良くも悪くも超越者の存在など信じられなくなってしまった現代だけれど、人間の中身がそう変わっていないのなら、しっかりと目を凝らしさえしたら神も仏も鬼も妖もまた見えるようになる気がする。人間以外の座が空白になった世界は少し寂しいから。2018/11/29

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