筑摩選書<br> 日本半導体物語―パイオニアの証言

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筑摩選書
日本半導体物語―パイオニアの証言

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  • サイズ 46判/ページ数 272p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784480018069
  • NDC分類 549.8
  • Cコード C0354

出版社内容情報

日本の「ミスター半導体」と呼ばれ、生涯を半導体とともに歩いてきたレジェンド技術者が、内側から見た日本の半導体開発の歴史を語り尽くし、未来を展望する。

内容説明

一九五五年にトランジスタラジオをソニーが商品化して以降、日本の半導体産業は次第に地力をつけ、八〇年代末には世界トップの市場シェアを獲得した。だがその後、日米半導体摩擦の影響を受け弱体化が始まり、摩擦が収まった後も日本半導体の市場シェアの低落傾向は続いて今日に至っている。この栄枯盛衰のドラマの裏側には技術者たちの奮戦があった。日本の「ミスター半導体」と呼ばれ、生涯を半導体とともに歩んできたレジェンド技術者が語る、業界の内側から見た半導体開発七〇年史。

目次

第1章 半導体の黎明期
第2章 LSI時代の幕開け
第3章 日本の躍進と日米摩擦
第4章 マイコン時代の到来
第5章 日立対モトローラの一戦
第6章 マイコン大作戦
第7章 日本半導体、なぜ敗退?
第8章 「半導体の窓」から見える未来

著者等紹介

牧本次生[マキモトツギオ]
1937年、鹿児島県生まれ、ラ・サール高校卒業。東京大学工学部卒業、スタンフォード大学電気工学科修士、東京大学工学博士。日立製作所に入社し、半導体事業部長、専務取締役などを務めたのち、ソニー執行役員専務、半導体産業人協会理事長などを歴任。半導体産業における標準化とカスタム化のサイクル現象は「牧本ウェーブ」と名づけられた。1996年、日米半導体協定の終結交渉代表を務める。現在、半導体産業人協会特別顧問、日本半導体歴史館館長、日本マイクロニクス顧問。主な受賞は市村賞(1973年)、ベルウェザー賞(2004年)、グローバルIT賞(2013年)、IEEEロバート・ノイスメダル(2018年)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まーくん

79
かつての一時期、半導体生産で圧倒的シェアを誇った日本が現在のように米中韓の後塵を拝するようになったのは、日本の半導体産業興隆に危機感を抱いた米国の圧力の下’86年に締結され10年間に及んだ「日米半導体協定」にあった。 一年半程前に読んだクリス・ミラー著『半導体戦争』ではショックレーのトランジスタ発明に始まる半導体開発を巡る、各国の半導体産業、個性的創業者に率いられたベンチャー企業の興亡を描いていたが、その中では多くを語られていなかった80年代隆盛を誇った日本の半導体産業の落日の原因を知りたく思っていた。⇒2024/10/05

まっと

27
ソニーのトランジスタラジオの商品化を契機に産声を上げた半導体産業。その揺籃期を目にし、自らの進む道と思い定めて生涯を捧げている日本の「ミスター半導体」の手による自伝的ノンフィクション。めざましい技術革新と周期的にやってくる好不況の波、日米半導体協定等々の逆風に立ち向かう力の源泉は「時代の潮流を見据えたコンセプト力と実現させる信念」、そして何よりも著者と道を共にする技術者達の奮闘だったことを知る。経験に裏打ちされた「牧本ウェーブ」での将来予測や既成の枠組みを超えた日本の半導体産業の復活への道標は興味深い。2024/11/05

Go Extreme

4
半導体の黎明期: 金の卵・トランジスタ・ガール トランジスタの発明 集積回路の発明 LSI時代の幕開け: 電卓が拓いたLSI時代 オイルショックの衝撃 日本の躍進と日米摩擦: メモリが築いた黄金時代 日米半導体戦争火を噴く マイコン時代の到来: マイコンの誕生 インテルかモトローラか マイコン大作戦 日本半導体、なぜ敗退: 日米半導体協定 2004年・東京国際デジタル会議 日本半導体の敗退 半導体の窓から見える未来: デジタル・ノマド到来 ロボット市場の立ち上がり 一国の盛衰は半導体にあり クルマの未来2024/10/06

ぺーはーせぶん

3
殿堂入り。凄い人の凄い歴史の物凄い本。 教科書に載せるべき!!一家に一冊!! サラリーマン、経営者、技術者、みんなに勧めよう。 また、マキモトウェーブ、半導体振り子、デジタルノマド、これらは占いにも重宝。ほんと素晴らしい一冊。感謝しかない。2024/11/25

Mits

2
大変興味深い。専門的な話は完全に抜きにして、歴史的な流れだけで語られるのも、門外漢にはわかりやすい。実際に、時代が下るにつれ素人には理解不能になってくるんだろうし、これはこれでよい。 日本の半導体の内、メモリが沈んだのは必然だったとしても、それ以外については必ずしもノーチャンスってわけではなかったようだ。これから国内需要はもうあてにならんのだから、海外向けにモノを作って売るしかなよねぇ…… でもチップみたいな中間材の場合は製品に語らせるってわけにはいかんだろうから、コミュ力が試されるんだわ。苦手分野やね。2024/12/06

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