出版社内容情報
パンデミック、地球温暖化、デジタル化の遅れといった巨大リスクに覆われ、迷走する「ガラパゴス・ニッポン」。いかに脱却するかの青写真を提示した希望の書!
内容説明
巨大リスクに直面する現代日本。いつ収束するのか見通せない新型コロナウイルスの世界的流行。記録的な豪雨による深刻な水害など地球規模の気候変動。情報通信分野の立ち遅れと情報セキュリティの不備―。衰退する一方の産業をどう立て直し、雇用創出をどう実現するか?私たちの暮らしを守るには何が必要か?世界的な潮流となっている再生可能エネルギーを軸とする、地域分散ネットワーク型の経済社会へと転換することで、「ガラパゴス・ニッポン」から脱却できると説く希望の書!
目次
序章 分散革命ニューディールを!(新しいリスクと分散革命;新型コロナ大恐慌;感染防止か経済化というジレンマ)
第1章 不可逆的な大転換(再生可能エネルギーの「常識」の非常識;世界の再生可能エネルギーの現在と未来;日本の再生可能エネルギーの現在;自然エネルギー先進国・デンマーク)
第2章 ガラパゴス化と希望のタネ(世界的なトレンドに逆行する日本;「ご当地エネルギー」で日本を変える)
第3章 来るべき社会へ(苦境にあえぐ日本経済;エネルギー転換で経済・社会を変える)
第4章 いま、私たちにできること(周縁から「恐竜」を倒す;電力会社の筆頭株主運動;福島再生可能エネルギー100%を目指す「現代の自由民権運動」;私たちにできること)
著者等紹介
飯田哲也[イイダテツナリ]
1959年山口県生まれ。京都大学大学院原子核工学修了。東京大学先端研博士課程満期退学。原子力産業従事後に「原子力ムラ」を脱出、北欧での研究を経て、2000年に認定NPO法人環境エネルギー政策研究所(ISEP)を設立。FIT法起草、市民ファンドやグリーン電力証書の構想と導入、ご当地電力立上げなど、自然エネルギー社会変革の第一人者。著書多数
金子勝[カネコマサル]
1952年東京都生まれ。経済学者。東京大学大学院経済学研究科博士課程修了。東京大学社会科学研究所助手、法政大学経済学部教授、慶應義塾大学経済学部教授などを経て、立教大学経済学研究科特任教授、慶應義塾大学名誉教授。財政学、地方財政論、制度経済学を専攻。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ゆうきなかもと
青雲空