出版社内容情報
アラブの春、ウォール街占拠、反原発デモ……いま世界中で沸騰するデモの深層に何があるのか。ソーシャルメディア時代の新しい社会運動の意味と可能性に迫る。
内容説明
二〇一一年、福島第一原子力発電所の事故以来、日本各地で反原発デモが続いている。社会運動の退潮が言われて久しいにもかかわらずデモは空前の盛り上がりを見せているが、これは日本だけの現象ではない。中東では「アラブの春」、アメリカでは「オキュパイ運動」と世界中で続々と新たなかたちの運動が展開されている。お祭りにも似たこれらのデモは、従来の市民運動とはどこが異なるのか。彼らは何を求め、なぜ集うのか。デモが今日の社会に伝えている真のメッセージとは何か。ソーシャルメディア時代の社会運動の意味とその可能性を徹底的に考える。渾身のデモ論。
目次
第1部 社会運動社会の到来(お祭りデモと日本のプロテスターたち;占拠デモと世界のプロテスターたち;ソーシャルメディア革命の深層)
第2部 社会運動社会の構成(市民運動の原理とその変容;市民運動型デモとお祭りデモ;社会を変える運動・創り出す運動)
第3部 社会運動社会のゆくえ(抗議する運動・関係する運動)
著者等紹介
伊藤昌亮[イトウマサアキ]
1961年生まれ。東京外国語大学外国語学部卒業、東京大学大学院学際情報学府博士課程修了。外資系IT企業、出版社勤務などを経て、愛知淑徳大学メディアプロデュース学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
白義
左手爆弾
ふじ
壱萬弐仟縁
さえきかずひこ