モラル・ハラスメントの心理構造―見せかけの愛で相手を苦しめる人

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モラル・ハラスメントの心理構造―見せかけの愛で相手を苦しめる人

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  • サイズ B6判/ページ数 238p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784479640370
  • NDC分類 361.4
  • Cコード C0012

内容説明

「あなたのため」「仲良くしよう」「人間は皆同じ」は、すべて嘘!愛の言葉を持ち出し、相手を縛るモラル・ハラスメントは、人の心を弱くして、生きるエネルギーを奪う―その恐ろしい実態を解明する!

目次

序章 モラル・ハラスメントの現実
第1章 モラル・ハラスメントによる悲劇
第2章 モラル・ハラスメントの特徴
第3章 モラル・ハラスメントの心理的罠
第4章 モラル・ハラスメントはなぜ危険なのか
第5章 モラル・ハラスメントとの戦い方

著者等紹介

加藤諦三[カトウタイゾウ]
1938年、東京に生まれる。東京大学教養学部教養学科を卒業、同大学院社会学研究科修士課程を修了。早稲田大学名誉教授、ハーバード大学ライシャワー研究所客員研究員、日本精神衛生学会顧問。ラジオ(ニッポン放送系列)のテレフォン人生相談のパーソナリティを40年以上つとめている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

はなあぶ

18
モラハラの被害者は、自分がモラハラの被害者であることに気付きにくい。 加害者は、巧妙に隠蔽して被害者を騙しながら、愛を与えずに奉仕させて搾取する。この本を読めば、被害者は自分の身に何が起きているのか、はっきりとわかるようになるだろう。自覚は、モラハラから抜け出す第一歩である。しかし、この方面のプロたる加藤諦三先生の2013年の本書をして、モラハラの加害者に反省させしめ、根本的に精神的虐待を止めさせる方法は記されていない。最終的には被害者が、加害者に依存せず、逃げる勇気、戦う勇気を持つことを促すのみである。2015/08/13

きゅうり

8
とにかく不動産屋がこわい2017/01/31

8
いろいろなモラハラの種類を解説して最後のあたり少し解決方法な構成。次から次とモラハラ話なので疲れるが、文字で読んでおくのに意味がある。つい最近、嘘をついて人に罪悪感をあたえた上に人のせいにして逃げようとしている人がいたが、証拠と確認、事実をつきつけて回避できました。本が役にたってると感じた。たまに読み返したい。モラハラに気がつくことが大事というのを教えてくれる。2016/07/21

Yasomi Mori

7
世の不幸の多くはモラル・ハラスメント(とその連鎖)に由来するのだろう。問題の分かりにくさ、抵抗や逃走の困難が解説される。加害者は《「徳というマスク」を被って、子ども〔被害者〕に生きることがイヤになるように教えている》。「あなたさえ幸せならそれでいい」という言葉に隠された、陰湿な攻撃と支配。強度の依存心の表れとしての「自己犠牲的献身」。「自分がいなければダメな人間」と相手を思うことで、自分の心を支える加害者。好意的サディスト。被害者は無実の罪に苦しめられ、自分の意志や願望を言えないように育てられる。ツライ。2015/04/30

邑尾端子

6
他の方のコメントにもあるが、モラハラを受けて弱った心でこの本を読むとものすごく消耗する。モラハラ加害者の心理構造だけでなく「被害者」の心理構造に対する分析も極めて精緻で、だからこそ徹底的に辛辣で容赦ない。よくある、モラハラ被害者に対して「あなたは悪くないよ」と優しく慰めて傷を癒やしてくれるような本ではない。モラハラ被害に遭う人の心理的な弱さ、依存心を徹底的に抉ってくる。故に、被害者が一番辛いときに読むのは勧めない。回復期、モラハラに打ち勝つ強さが出てきてから読むのが吉。2020/01/31

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