出版社内容情報
「全ての草花に物語がある」。道端や花屋で見かける草花に、ますます愛着がわく素敵なエピソードを、描きおろしのイラストと紹介。
内容説明
誰かに話したくなる、植物たちの小さなストーリー。
目次
1 野で見かける草花(オオイヌノフグリ;フキ;ハハコグサ ほか)
2 植栽で見かける木・花(パンジー;スイセン;アネモネ ほか)
3 お店で見かける花(フクジュソウ;ストック;カーベラ ほか)
著者等紹介
稲垣栄洋[イナガキヒデヒロ]
1968年、静岡県生まれ。植物学者、農学博士。1993年、岡山大学大学院農学研究科修了後、農林水産省入省。静岡県農林技術研究所などを経て、静岡大学大学院農学研究科教授。著書多数
Miltata[MILTATA]
小林達也。1986年群馬県生まれ。イラストレーター。2009年名古屋学芸大学メディア造形学部を卒業後、石上純也建築設計事務所を経て、2014年よりMiltata(ミルタタ)としてフリーランスのイラストレーターに転向。書籍、図鑑、広告、雑誌、パッケージなど様々なイラストレーション制作を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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まあか
49
昔から自然が好きで、幼少期はたくさんの植物で遊び、名前も沢山覚えたし、山登りにもよく行ったけど、今はほとんど植物と接していない。良く目にするけど名前を知らなかった植物や、反対に名前だけは聞いたことがあるもの、昔はよく知っていたのに忘れていたものなど様々。懐かしい気持ちが蘇り、実物をみたくなったり、とにかくもっと自然に触れたくなった。どんな小さな道端に咲く花にも名前があり、エピソードがある。映画や本などに絡めたエピソードなど、面白かった。2022/04/24
ぶんこ
41
見開き1ページに花の名と花言葉、そしてわかり易い絵、その花の説明が書かれ、少しずつ楽しめて、気持ちが晴れやかになりました。自分の好きな花が意外と少ないのに気付き、ちょうどターシャ・テューダーの庭と多才な才能に感嘆したばかりだったので、自分の感性の鈍さを痛感しました。気の毒な名前や花言葉が多く、また四つ葉のクローバー、カモミールが人の多く歩く道に育つと知ったのも驚きでした。面白かったのが流行り言葉がついた名前で、室町時代の女官たちが流行らせた「もじ」をつけた名。付け髪の「かもじ」からの「カモジグサ」2022/04/18
月と星
3
★★★★ボタニカルアートとしても楽しめた。各花の説明も親しみやすい文章で読みやすかった。野で見かける草花には,残念な名前のものがいくつかありました。2022/03/29
遠野空
1
身近な草花のお話。花言葉も書かれていて面白かった。2024/04/06
かな
0
4番のスミレ 「それ(数学)は人類にとって、何の役に立つのですか?」の問いに対する数学者の岡潔さんの「スミレはただスミレのように咲けばよい」という言葉が素敵だったのでメモ。 67番のトリカブト ブスはトリカブトの別名で、その毒で苦しむ表情に由来して不美人や醜い容姿をブスと言うようになったと初めて知ったのでメモ。 82番のラナンキュラス 美少年のピグマリオンと醜男のラナンキュラスは親友で、同じ娘に恋をした。失恋の悲しみにより死んだラナンキュラスの墓に咲いた美しい花にその名をつけるピグマリオンえもいのでメモ。2023/07/28
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