出版社内容情報
組織内のさまざまな軋轢を解決する能力と優れた交渉スキルは、戦略の立案・実行に携わるマネジャーに不可欠だ。
内容説明
ビジネスのあらゆる場面に交渉はつきものだ。組織外はもちろんのこと、組織内の意思決定でも交渉は行われる。組織内の対立や企業間の紛争などを解決するのにも、交渉力がものをいう。つまり交渉術とは、戦略を立案・実行するマネジャーにとって、欠かせないスキルである。だが交渉力は、ともすれば個人の能力に帰されがちだ。それを思考技術としてとらえ、さまざまな観点から論じたのが本書である。
目次
第1章 「対立」をマネジメントする
第2章 ケーススタディ・チーム内の対立にどう対処するか
第3章 積年の抗争を解消する二つのアプローチ
第4章 手強い顧客とわたりあう交渉術
第5章 交渉力のナレッジ・シェアリング
第6章 ケーススタディ・コンサルタントとクライアントが衝突したとき
第7章 紛争を法廷に持ち込ませない五つの方法
第8章 ADRがなぜ成功し、失敗するのか
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Taigo Ishikawa
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①インターフェイス対立解消法:グループメンバー全員参加、創造的な解決方法可能、十分な時間必要、リーダーが問題の深さ範囲を知らない場合②インターパーソナルファシリテーター法:たとえ不完全でもなんらかの意思決定、リーダーが問題の深さや範囲をよく知っている場合 ②から①には戻れない(リーダーはそうする気をなくす)①には❶期待値設定❷会議の基本ルール設定❸順番決定❹率直な意見発表のためのモニター❺グループ間の敵対感情表現の抑制❻評価を避ける❼意見の不一致の緩和❽理解の確認❾フォローアップ、の役割が必要。2013/08/31
みち
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★ 日本ではあまりお目にかから内容はハードな交渉を例に様々な考察。後半はあまり親しみの無いジャンルで実用ではなかったかな。2013/07/04