内容説明
試練を乗り越えずして成功はない。若き頃の事業の失敗、刑事訴追、尊敬する上司の裏切り―。現状を突破しようと現場を愛し、お客様を知り、技術に耳を傾けた。逆境から培った揺るぎない信念が、IBMを生み、世界を動かす。知己へのインタビューのみならず、IBMに眠っていた340ものダンボールの手紙、メモなどを調査し書き上げた伝記。
目次
異端の経営者ワトソン
フリントとの出会いと才能の開花
CTRの舵取り
揺籃期のIBM
大胆さと幸運
友人、英雄、崇拝者
敵、そして錯覚
王と城
トーマス・ワトソン・ジュニア
ワトソンの戦い
コンピュータ時代の幕開けとワトソンの老い
世界をこの手に
人間ワトソン
創業者の遺産
著者等紹介
メイニー,ケビン[メイニー,ケビン][Maney,Kevin]
『USAトゥデイ』のコラムニスト。全米ビジネス・ジャーナリスト・パブリケーション協会で最優秀コラムニスト(テクノロジー部門)など受賞経験多数。『マーケティング・コンピュータ』誌では、最も影響力のあるコラムニストの一人に選ばれる
有賀裕子[アルガユウコ]
東京大学法学部卒。ロンドン・ビジネススクールMBA(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ざりがに
5
課題図書。推奨文書いたことないからどうやってかけばいいかわからない。2017/02/12
Mari
2
やっと。やっと読み終わったこの本。何だかんだ、読み終えることができてよかった。経営者や会社などの組織というものをもっと知らないといけないなぁ。 はじめは、かなり詳細に書かれていて、言葉がくどくて、そこ無理に直訳しなくても良いのになとか思いながら読んでいた。しかし、IBMとナチスとの関係の頁から夢中になっていくのであった。 あと、最後にワトソンに関する要点が整理されていて助かった。2017/03/31
よく読む
2
創業者がいかにして百年続くビジョナリー・カンパニーを築き上げたのか。創業者ワトソンの伝記です。そこには多くの人によるドラマがあった。信者から敵まで。ヒトラーとの複雑な関係、ルーズベルトとの親交、パソコン開発のきっかけが復讐であったことなど、大変おもしろい。2016/04/11
メルセ・ひすい
0
8-45 赤103 IBMです。米国産業社会の縮図 ベンチャーさん必読です。素晴らしさ、息苦しさ、マサニ照射しています。会社情報も是非取り寄せて・立派です、御覧ください。巻頭から差別の禁止を謳っています、つまり と言うことです。日本の大企業で初っ端から差別を取り上げている企業は皆無です。反トラスト法からみの記述も含む。若き頃の事業の失敗、刑事訴追、上司の裏切り…。現状を突破しようと現場を愛し、お客様を知り、技術に耳を傾けた。IBMの実質的な創業者として、産業史に燦然と輝くトーマス・ワトソン・シニアの足跡2007/05/08
dkubota
0
貫徹の志といわれている理由がよく分かりました。ピンチはチャンスなどとよく言いますが、それを実現した人がこの人なのではないでしょうか。悲しい話ではありますが、経営者として考えさせられる一冊です。2008/07/21
-
- 電子書籍
- お見合いしたくなかったので、無理難題な…
-
- 電子書籍
- ドラマティック・アイロニー【分冊版】 …
-
- 電子書籍
- ケント&幸洋の大放言!
-
- 電子書籍
- ポケットにライ麦を〔新訳版〕 クリステ…
-
- 電子書籍
- 源氏物語 ビギナーズ・クラシックス 日…