信用恐慌の謎―資本主義経済の落とし穴

信用恐慌の謎―資本主義経済の落とし穴

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  • サイズ B6判/ページ数 382p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784478200483
  • NDC分類 337.9
  • Cコード C1030

出版社内容情報

17世紀の紙幣導入以来繰り返されてきた好況と不況。その謎に挑み、経済危機に立ち向かった研究者たちの葛藤を生き生きと描く。

内容説明

なぜ「不景気」と「好景気」は繰り返すのか?景気循環の謎に挑む天才たちの姿をサスペンス・タッチで描き、『ロンドン・エコノミスト』誌も絶賛した無類の面白さ。

目次

第1部 初期の信用恐慌(悪魔の誘い―ペーパーマネーの誕生;宴のあと―天才ギャンブラーの末路;経済学の創始者たち―「見えない手」は二本あった ほか)
第2部 景気循環理論の展開(景気の考古学者たち―実証分析事始め;資産形成の導師―フィシャー、バブソンおよび貨幣数量説;破局への予感―ケインズとフォン・ミーゼス ほか)
第3部 秘められた世界(秘密のヴェールを剥ぐ―模擬実験装置の登場;電子の頭脳―ビール・ゲームと景気循環;蝶の羽ばたき―決定論的カオスの発見 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さきん

11
経済の信用に関わる仕組みをジョンローから1998年のアジア通貨危機まで解説した内容。外国の作者だからなのか、理路整然として読みやすかった。特に金本位から変動相場への移動の過程で、信用の置く対象が金から貨幣、モノ、サービスと変わっていく様子が非常に的を得ていると感じた。変動相場制の今、信用恐慌はさけられないと思ったが、恐慌状態から早く脱することは、日本のような大国、基軸通貨国には十分可能と感じた。2016/06/14

Emkay

0
アダム・スミス以前の18世紀頭から、景気循環の分析を試みる歴代のエコノミストの理論を分析。リカード、シュンペーター、ケインズ、フリードマン、さらにはソロスに至るまで、それぞれの自説にたどり着いた背景が丁寧に書かれている。内容の割にはすらすらと読める。切り口が「信用恐慌がどのようにして生まれて、どのように回避・解決できると考えられてきたか」という一点に絞られている。どの理論も完全ではない。また、これらの理論が政策に与えてきた影響も大きい。さらに、理論と実態のギャップを利用した投資がいかに有効かが分かる。2012/08/06

よしさん只今休憩中~

0
なぜ不況・恐慌は起こるのかというテーマをその時代ごとの出来事と人物を焦点に当てながら紹介している作品。とても読みやすいので経済の入門書として最適ではないかと思います。 なおすでに絶版しておりますので読みたい方は図書館かネットで中古本を取り寄せるしかないです。(10年以上前の本ですが内容は古さを感じさせないですよ)

seer78

0
景気不景気でオタオタする前にこの本を読んで勉強せいっ!

syuro

0
計量経済学のところは読み飛ばした2008/11/24

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