内容説明
諸行無常の理(ことわり)を表わすという鐘の音。浅見家代々の菩提寺、聖林寺の梵鐘から血が滴るという怪事件があってまもなく、顔にその鐘の模様痕をつけた男の変死体が隅田川に浮かんだ。四国高松、越中高岡と、被害者の美しい妹とともに鐘の謎を追いかける浅見光彦の旅が始まる。(講談社文庫)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kiyoshi Utsugi
5
浅見光彦シリーズの一つで、香川県高松市(特に栗林公園)、富山県高岡市を舞台とする作品です。 どちらの市にも日本100名城があるため訪れたことがあり、親しみが湧きました。 浅見家代々の菩提寺である聖林寺の梵鐘がある夜鳴らされ、その鐘の模様痕をつけた男がかなり離れた隅田川に浮かんだことから、浅見光彦も事件に巻き込まれることになります。 高松市と高岡市と遠く離れた土地に何か関係があるのか… 面白かったので、いつものように一気読みとなりました。2019/07/18
かりん
3
神社仏閣は年に数カ所行くけど、鐘に注目したことなかったから今度からじっくり観察したくなった。 浅見さんより早く犯人に気付けたのは初めてかも。 早く真相が知りたかったから、何度も自問自答するする箇所は苛立ったけど、やっぱり浅見さんシリーズは面白い。2022/11/17
ピコ
3
私が読んだ「浅見光彦シリーズ」の最初の一冊。初めて読んだのは何年前か…もう覚えてないけど、多分5回は読んでいるはず。ストーリーは知ってるんだけど、定期的に読み返したくなる。浅見さんに会いたいってのもあるけど、実は推理小説読みながら旅行気分を味わうのが目的だったりもする。今回は高松や尾道がメインでした。2021/11/03
ミニオン
3
面白かった!隅田川で死体が発見されて、東京が舞台かと思いきや、尾道、因島、高松、富山県高岡、京都など鐘にまつわる怪事件の数々。過去の事件が出るわ出るわの浅見シリーズ。カネと鐘・・・確かにややこしい。2015/06/24
パプキン
2
思っていたよりあっけないオチで、全体を通して地味な印象。 接点の無いと思われていた小さな事件のつながり、というのはオーソドックスながら面白いと思ったけど、そこからもうひと盛り上がり、大きなどんでん返しみたいなのが欲しかったです。2017/12/12
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