内容説明
「心の闇」など、誰にでもある。それと立ち向かう事を「懸命に生きる」と言うのだ!定額給付金騒動、通り魔殺人、硫化水素自殺、母親力低下、日本人の誇り、政治家の迷走…生きる価値・人を愛する意味を強く、優しく、謳い上げる全60篇の最新小節集。
目次
二〇〇七年冬
二〇〇七年春
二〇〇七年初夏
二〇〇七年夏
二〇〇七年秋
二〇〇七~八年冬
二〇〇八年春
二〇〇八年初夏
二〇〇八年夏
二〇〇八年秋
二〇〇八~九年冬
二〇〇九年春
著者等紹介
さだまさし[サダマサシ]
1952年、長崎県長崎市生まれ。73年、フォークデュオ・グレープで歌手デビュー。76年にソロとなり、「関白宣言」「秋桜」「防人の詩」など、数々のヒット曲を生み出す。01年には、小説家として「精霊流し」(幻冬舎刊)を発表し、ベストセラーに。デビュー以来、精力的に続けてきたコンサートは、76年のソロデビューからの通算回数が3680回を数える(09年5月末時点)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ミナコ@灯れ松明の火
12
出版社の夏の100冊キャンペーンに是非とも選ばれてほしい1冊。辛口ゆえにすべての人の賛同は得にくいかもしれないけれど、今の日本に対する嘆きや怒り、その原因に興味を持つ入り口にはなり得ると思う。何が正しいのかわからなくなってしまうような世の中で、とことん真っ当な考え方。時には生きづらさに繋がるけれど、真っ当さを貫くさださんの背中はものすごくかっこいい、と思う。2011/07/22
お静
10
2009の本なので内容は2007,8の出来事が書かれていてその頃を思い出す。そんな感じ方があるのか!と納得する部分や頷く事やあって楽しんで読めた2019/12/16
ニャン
5
ちょっぴりお説教臭いなぁ・・・と感じてしまったが、同時に日々の自分の些細だが格好良くない行動に気づき戒めるきっかけとなりました。また、デビュー35周年のトリビュート・アルバムを聴いてみたくなりました。小説ライナーノートがなかなかおもしろかった。2013/11/28
ようこ
3
社会的弱者にも向けられた優しくて政治色もあるエッセイ。落ち込み気味のときには勇気づけられるが同じような主張をくりかえしているのではんぶんくらいの長さでいいかも2012/03/13
葉月94
2
テレビ情報誌という比較的若い世代が購入しているだろう雑誌のエッセイとしては、硬く辛口な内容が多い。あえて政治に関するテーマを多様しているところなどに、さださんの若者に対する期待を感じた。本当に、これからの日本を背負って立つ世代にこそ読んでほしい本。同じタイトルのCDとリンクしている部分は無いように思いました。2010/03/04