内容説明
かみなりがなる夜、おじいちゃんは、森でまいごになった話をしてくれた。「おっと、この先は、こわい話になるから、やめておこう。きっと、ねむれなくなってしまうからね」「えー、お話して!」と、ぼくはおじいちゃんにお願いした…
著者等紹介
フローラ,ジェームズ[フローラ,ジェームズ] [Flora,James]
1914‐1998。アメリカ、オハイオ州生まれ。シンシナティ美術アカデミーを卒業後、27歳の時にコロムビア・レコードに入社。ジャズのアルバムジャケットを数多く描き、それらがのちに、ジャケットアートの古典となる。その後、1年間メキシコへ移住し、アメリカへもどると、フリーランスとなり、1955年、絵本作家としてデビュー。5人の子どもにめぐまれ、本作を含む20冊の作品を残した
こみやゆう[コミヤユウ]
1974‐。東京生まれ。2004年より東京・阿佐ヶ谷で家庭文庫「このあの文庫」主宰。祖父は、トルストイ文学の翻訳家であり良心的徴兵拒否者である、故、北御門二郎(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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anne@灯れ松明の火
18
新着棚で。訳者こみやゆうさんに惹かれて。孫にせがまれて、子どもの頃のおはなしをするおじいちゃん。次から次へと、怖いおばけに出遭って、ひどい目に遭うおじいちゃん。一体どうなる? どうやって帰ってくるの?とドキドキ。絵が多色でないのがかえっていい。普通に描いたら、おどろおどろしくなりそう~。ハロウィンの時期の今、オススメ。2025/10/02
ほんわか・かめ
12
ストーリーテラーのおじいちゃんが孫に聞かせる怖い思い出話。一難去ってまた一難。クラシックな絵柄もまた雰囲気あって◎ これ、前半だけ読み聞かせたら、絶対続きが気になるよね!〈2025/大日本図書〉2025/09/14
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
8
ある雷のなる夜、男の子とおじいちゃんは過ごす。怖がる男の子に、おじいちゃんは昔森で迷子になった話をしてくれるが…「おっと、この先は、こわい話になるから、やめておこう。」というおじいちゃん。男の子じゃなくてもそう言われたら気になる!『 ふくろの中の古いほね / イボのまじょのどうくつ / おそろしいおばけのいえ 』2025/10/09
遠い日
5
怖いけれど怖くない、おじいちゃんのお話。おじいちゃんが子どもの頃に経験したとんでもないこと。もったいつけて、孫のぼくに話す内容は、あり得ないほど酷いことの連続。でも、どこか温かみがあって、安心して読めるユーモアをたたえている。巻末の作者解説もとてもよかったです。2025/09/27
飴
4
おもしろかったです。次にどんなおばけが出てくるの?と、期待してわくわく読めました。ハロウィーンが近いから2.3年生ぐらいにすすめられそう。絵が魅力的で好きでした。2025/09/19
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- 和書
- 留魂録/士規七則