内容説明
「へんな感じだと」わっはっは…。そり身になった、仁王さまのようなおじいさんが、ところどころからわたのはみでた細じまのはんてんの肩をゆすって、大わらい。「じつはな、おれも、へいの外に、へな感じがしたのでな。うん、そうよ、おかしい…と気になって、門へまわって出てみたってわけよ」おじいさんは、ポケットをさぐり、たたんだ紙を出して、大介のむねにおしつけた。「あのね、これ、これを…」大介は、ズボンのポケットから、おじいさんにもらった紙を出して、たたんであったのを、トノちゃんのまえでひらいた―。少学校中級以上向。
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- 和書
- 農薬に対する誤解と偏見