出版社内容情報
口語ゾンカ語を修得するための入門書
ゾンカ語はブータン王国の国語である。ブータンでは文書はすべてチベット文字を用いて、古典チベット語で書かれていたが、古典チベット語と現在のゾンカ語とは、殊に発音において大きく懸け離れているため、綴り字から口語ゾンカ語を学ぼうとすると、非常な困難が伴う。本書では、ゾンカ語の文字、綴りは一切用いずに、すべてローマ字表記による口語の発音によった。
目次
第１部 発音と文法（発音；名詞、代名詞；形容詞；後置辞；語順；述語動詞；動詞；疑問文、否定文；現在形；未来形；過去形；形容詞２；副詞；数詞；時；命令形、条件法、接続辞；役に立つ表現；敬語）
第２部 会話練習および語彙（あいさつ；ドマをどうぞ；もてなし；一般的な質問（疑問詞）
ブータンについて
市場での買い物
店での買い物
時間を尋ねる
方角を尋ねる
電話
家族
健康と病気
身なり
食事への招待）
ゾンカ語‐日本語語彙
日本語‐ゾンカ語語彙
著者等紹介
今枝由郎［イマエダヨシロウ］
フランス国立科学研究センター（ＣＮＲＳ）研究ディレクター（チベット歴史・文献学）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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Sanchai
2
例文から帰納的に文法を想像するのは難しいし、ブータン人に訊いても納得のいく文法の回答はされない。ローマ字表記のスペリングも、教えてくれる人によってまちまち。実際に会話を交わして体で覚えていくしかないのかなと思う。ただ、日本語の教本が座右にあったのはそれなりに安心感を与えてくれたと感謝している。2019/04/03
ひろぞ
1
ブータンの公用語であるゾンカ語の教本。筆者が海外青年協力隊の教本用に書いた冊子を和訳したものなので、きちんとした文法とかやりたい人には向いてないかもしれない、会話用なので。まあそういう人はまずチベット語をやるべき2018/10/24
