出版社内容情報
契約問題、ゴミ処理、ハラスメント、万引き、認知症による徘徊等々…ケアマネが、現場で遭遇し法律問題に発展しそうなさまざまなトラブルを例示し、臨機応変に対応できるよう法的観点からその留意点と対策のポイントをつかむことができる事例解説書。
23の高齢者のあるある事例について、基本的な法の理解を踏まえたうえで、Q&A形式で対応・予防のポイントを解説。根拠法や簡単な用語説明などもしっかり明記され安心の一冊。さらに、各事例の最後には「ムロさんの支援ポイント」としてケアマネジメント研修の第一人者である高室成幸氏の対応術も紹介。
目次
第1章 高齢者トラブルのいろいろ
第2章 高齢者トラブル「あるある事例」から学ぶ予防と対策のポイント(テレビショッピングで不用品を買い込んでしまった;クレジットカードで高額の買い物をしてしまった;屋根の点検業者に高額の工事をされてしまった;訪問してきた業者に宝飾品を安く売ってしまった;認知症の夫名義で契約している賃貸住宅の更新;父名義の土地を子どもが売ることはできる?;運転免許の返納をすすめるには;利用者の家の庭木が道路にはみ出している;利用者の家にごみがたまり始めている;認知症のある利用者が万引きしてしまった?;利用者によるストーカー&セクハラ;他人にけがをさせてしまった・けがをさせられた;利用者が友人に貸したお金を返してもらえない;徘徊して踏切に侵入しそうになった;利用者の自宅に市役所からの督促状が;入居予定の施設の事前面談、個人的なことに立ち入りすぎでは……?;デイサービスを提供している事業所のSNSに親の写真が投稿されてしまった;効力のある遺言書のつくり方;家族が利用者をどなりつけたり無視したりする;利用者の家族から介護サービスの解約・変更の申し出があった;ものを盗まれたと思い込んでしまう;同居人がケアプランに口出ししてくる;多額の現金を自宅で管理している)
著者等紹介
真下美由起[マシモミユキ]
弁護士。伊井・真下法律事務所。神奈川県鎌倉市生まれ。早稲田大学政治経済学部政治学科卒。2006年に弁護士登録(東京弁護士会所属)、伊井和彦法律事務所に入所。介護・福祉関係の各種団体において法律アドバイスや多くの講演活動や研修会を行う
高室成幸[タカムロシゲユキ]
ケアタウン総合研究所代表。京都市生まれ。日本福祉大学社会福祉学部社会福祉学科卒。全国の都道府県・市町村職員、ケアマネジャー団体、地域包括支援センター、施設リーダー職員・施設長、社会福祉協議会を対象にケアマネジメント、質問力、文章力、モチベーションから高齢者虐待、リスクマネジメント、施設マネジメントまで幅広いテーマで研修講師を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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