出版社内容情報
中国でのビジネス実務の現場における債権管理・保全・回収について、具体的な対応策をQ&Aで解説。日中実務家が、多彩な経験に基づき、初心者にも中国駐在員にもわかりやすく理解できる実務担当者必読の書
○中国の弁護士と中国進出企業の日本人管理担当者が、取引開始前から債権管理・保全・回収に至る一連の過程をわかりやすく解説
○与信管理、売買契約書の交渉・作成、担保取得など実用的な対応策を重点的に紹介、強制的な債権回収手段として実際に活用されている仲裁手続についても具体的に説明
○日中間の法律やビジネス習慣の相違など、中国独自の知識と経験が要求される問題については、25のコラムを併用し、初心者にもわかりやすく解説 ○各種規程・契約書等のサンプル、関連法的手続きがわかるフローチャートを豊富に収録
○外貨制度、国境を跨ぐ担保、時効など、昨今大きく変動している分野も網羅
内容説明
債権問題は、事前に策を講じ、未然に防ぐ。豊富なサンプル、コラム、フローチャートで、中国独自の問題を一挙解決!
目次
第1章 債権回収の流れ(中国で債権回収するときのコツや注意点は何でしょうか?損をしないために留意すべき点は何でしょうか?;債権回収の流れはどのようになっているのでしょうか?債権回収の過程で留意すべき事項や押さえておくべきポイントは何でしょうか?)
第2章 取引き開始前(取引先に対する信用調査および与信枠設定;売買契約書作成時の留意点 ほか)
第3章 取引き開始後の債権管理(債権回収の内部制度の構築;与信管理 ほか)
第4章 話し合いによる債権回収(所定期間内に売掛金の入金がない場合;強制執行力付き公正証書の作成 ほか)
第5章 強制手段による債権回収(執行目当ての資産の調査;執行目当ての資産の保全 ほか)
著者等紹介
韓晏元[カンアンゲン]
中国律師(北京天達共和法律事務所パートナー弁護士)、神戸大学博士(法学)。1971年生まれ。日本の法律事務所研修を経て、2004年北京市金杜法律事務所入所、2008年にパートナーとして北京市潤明法律事務所参画、2011年にパートナーとして北京天達共和法律事務所参画。現在は、コンプライアンス、外商直接投資、企業買収、企業清算、債権回収、人事労務等、日本企業の中国ビジネスに関連する企業法務全般を取り扱っている
奥北秀嗣[オクキタヒデツグ]
公認内部監査人、早稲田大学法学修士。1973年生まれ。弁護士事務所にて倒産実務、債権回収業務等に携わった後、2004年大手商社入社。法務部にて、中国法務・労務等に幅広く携わる。2009年から2010年にかけて、中国政法大学大学院への留学および中国現地各有名弁護士事務所にて中国法務・労務を中心とした実務研修を行う。現在は、中国浙江省にあるイタリア企業との合弁会社にて常務副総経理として経営実務に携わっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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