出版社内容情報
9月の点心は、重陽の節句の趣向を献立に取り入れ、季節の食材は油目、胡瓜、小芋を取りあげます。
〈小さな器に、沢山の旬が盛られた点心。お客様に目で見て味わって頂きましょう〉
〈茶会はもちろん、ご自宅にお客様を招いた際のおもてなしにもお薦めです〉
月釜などの茶会はもちろんですが、若い方や初心者の方が茶事をする際に、点心でおもてなしをする方も多いようです。ちょっとした虫やしないとはいえ、決して手抜きをしているわけではない点心。作り方はもちろんのこと、懐石との違いや器の使い方、美しい盛り付け方など、季節の食材や器を通して一年間連載します。今月の点心は、重陽の節句の趣向を献立に取り入れました。
また季節の食材は油目、胡瓜、小芋を取りあげます。淡交テキストでは、平成11年に「辻留の 点心歳時記」以来、久しぶりのレシピ本です。
【著者紹介】
辻留
目次
点心の心得帖9「残暑の中にも秋の恵みが」
今月の献立「名月の点心」
作り方(向附・〓(つばす)
煮物・湯葉真蒸
盛肴・海月―浅瓜雷干し
盛肴・栗甘煮―小芋衣かつぎ
盛肴・穴子―三つ葉入出汁巻
盛肴・鮑味噌煮:盛肴・油目付焼
盛肴・鱧旨煮
御飯・つまみ御料)
盛り付けのポイント―三角形の向附と三日月型の向附
点心‐もう一つの盛り付け方―黒真塗四方盆
季節の食材(油目;小芋;季節の野菜を使つた合い混ぜ)