内容説明
多様化した学生の教育、高度な研究の推進、地域社会への貢献など、大学教員には専門性の高い職務を遂行することが期待されている。本書はそうした職務について前もって知っておくべき知識や技能、大学側から求められることを体系的にまとめたテキストである。大学教員を志す大学院生、研究員、非常勤講師や若手教員へ。
目次
大学教員という職業
授業を設計する
教授法の基礎
学習成果を評価する
学生に書く力をつけさせる
学生のキャリア形成を支援する
大学教育におけるチームワーク
研究のマネジメント
社会サービスに取り組む
国際化のなかの大学教員
大学教員の倫理
多様な高等教育機関
大学教員のライフコース
大学教員への第一歩
著者等紹介
夏目達也［ナツメタツヤ］
名古屋大学高等教育研究センター教授。１９５５年愛知県生まれ、１９８５年名古屋大学大学院教育学研究科博士後期課程単位取得満期退学
近田政博［チカダマサヒロ］
名古屋大学高等教育研究センター准教授。１９６７年愛知県生まれ、１９９５年名古屋大学大学院教育学研究科博士後期課程単位取得満期退学
中井俊樹［ナカイトシキ］
名古屋大学高等教育研究センター准教授。１９７０年三重県生まれ、１９９８年名古屋大学大学院国際開発研究科博士後期課程中途退学
齋藤芳子［サイトウヨシコ］
名古屋大学高等教育研究センター助教。１９７４年東京都生まれ、２００１年東京大学大学院工学系研究科博士課程単位取得満期退学（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
gachin
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良い本なんだけど、文体にフックが無さ過ぎて読み飛ばしてしまう。/ 組織である以上、どこかに問題はある。はじめにやるべきは学内に仲間を作ること。FDは是非利用したい。学生の中に尊重すべき部分と変容を促すべき部分を見極めるべし。/ シラバス: カリキュラム全体を通してどんな人間を作ろうとしているのか、(学生を主語にして)その中でどんな能力を伸ばそうとしてるのか、教えようとしている学問の本質はなにか(最新情報, 思考法)/ レポート: 悪い例文を示す/ 支援組織の紹介: 客観的な聞き役, 問題の整理役2024/12/02
kage89ricken
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大学教員説明書。大学院生時代に指導教官をはじめとする教員との関わりの中で、身をもって学べることも多いと思うが、それは環境によって大きく異なる。また、大学教員の仕事内容などは、この先も誰かが教えてくれることではない。その為、このようにコンパクトに言語化された本は貴重であると思う。2023/04/17
toyokun
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必要に迫られて読み漁った中で、一番役に立った本。 もっと実践的な本もあったが、板書の仕方を書かれてもパワーポイントだしって感じでいまいちフィットせず。 本を読んで得る知識よりも、現場の経験のほうがはるかに役立つので実践重要。
