やさしいダンスの物理学―ダンサーの動きは、なぜ美しいのか

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  • サイズ B5判/ページ数 206p/高さ 24cm
  • 商品コード 9784469265651
  • NDC分類 769
  • Cコード C3073

内容説明

ダンサーでもあり物智学者でもある著者が、ダンスの動きのなかに潜む物理原理を、専門用語や難解な数式を使わずにわかりやすく解説している。一瞬を捉えた美しく芸術的な写真と、各章の扉に記されたエピソードと問題提起は、物理になじみのない読者をも引きつける。ダンスは芸術であって、科学や数字で表せるものではないが、その美しさを理解し、追求する手段として物理学は必要不可欠であり、本書は、その貴重な情報源となる。ダンサーにとっては、より安全に技術を習得し、より美しく踊るために役立ち、指導者にとっては、適切な指示をわかりやすいことばで伝える手段となる。ダンス以外のスポーツにも応用できる考え方があり、スポーツや体育に関わる人にも参考となる。

目次

第1章 バランス
第2章 回転以外の動き
第3章 ピルエット
第4章 空中でのターン
第5章 パ・ド・ドゥ
第6章 パートナーとのターンの仕組み
第7章 リフトの仕組み
第8章 体の大きさの影響
第9章 将来への展望

著者等紹介

ローズ,ケネス[ローズ,ケネス][Laws,Kenneth]
Dickinson大学の物理学の名誉教授。また、同大学およびセントラルペンシルベニアユースバレエで1980年代まではバレエクラスを教えていた。物理学とダンスに関する2冊の本“The Physics of Dance”、“Physics,Dance,and the Pas de Deux”を書いており、このテーマに関する第一人者である

蘆田ひろみ[アシダヒロミ]
1979年大阪医科大学卒業。同大学整形外科教室を経て、聖ヨゼフ整肢園(整形外科)勤務、現在は有馬医院を開業。京都バレエ専門学校理事長、大阪芸術大学舞台生理学、ノートルダム女子大学リハビリテーション学講師を務める

佐野奈緒子[サノナオコ]
1981年生まれ。京都大学理学部入学後、同大学総合人間学部へ転学部、卒業。現在、同大学大学院人間・環境学研究科の修士課程2年。ダンスの動きを科学的に見ることを目標とし、バイオメカニクス、運動生理学などを研究中。5歳から市岡つきみバレエ団にてバレエを始め、現在は京都バレエ専門学校にて有馬えり子らに師事

小田伸午[オダシンゴ]
1954年生まれ。東京大学教育学部、同大学院博士課程単位修得退学。京都大学教養部助手を経て、2003年より京都大学大学院人間・環境学研究科助教授(人間・環境学博士)。人間の身体運動や運動制御機構を、生理・心理・物理から総合的に研究
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感想・レビュー

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みかん

0
本当に物理学としては優しかったが物理の知識無さすぎて流し読みしがちだったのが惜しまれる2022/07/16

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