内容説明
一見、英語を拒否しているように見える生徒たち。「何のために英語勉強するの?」ちょっとした工夫で生徒は必ずついてくる。その実践例をここに示した。
目次
第1章 「英語が苦手な生徒」の本質をとらえる(生徒たちをどのようにとらえるか;教育とは何か ほか)
第2章 教科書をどう教えるか(「よい教材」をうまく活かす;教科書教材を手直しして使う ほか)
第3章 「苦手」を「好き」に変える授業(生徒の言葉を豊かにする;教具や施設を活用する ほか)
第4章 生徒と創る英語の授業(生徒の声に学ぶとは;生徒の授業への声を聞く ほか)
第5章 英語教育の未来形―「あとがき」にかえて(英語っていったい何を教えるのか;外国語必修か英語必修か ほか)
著者等紹介
滝口優[タキグチマサル]
1951年、埼玉県生まれ。1974年、東京教育大学文学部文学科英語学英文学専攻卒業。現在、白梅学園短期大学助教授
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感想・レビュー
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Nobu A
1
「英語教育21世紀叢書」シリーズ8冊目。タイトルに惹かれて購入。やはり本シリーズは当たり外れがある。複数の高校で長年教鞭を執り現在は大学教授の著者。第1章「英語が苦手な生徒」の本質をとらえるで経験談を交えて一人一人に目を向けることを提唱。ここまでは良いが、実践例になると、映画、俳句や翻訳の例を挙げているが、客観的な教育効果はと言いたくなる。興味があるものを取り入れることは大事だが、頻度別語彙や定着率を考慮した言語学習の知見がない。英語が上手になったと実感して好きになることもある。途中から流し読み読了。2021/01/26