感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
roughfractus02
8
今目覚めて知覚している世界を夢と見なすと、世界は隠喩と象徴に満ち、個々人の経験や感覚を超えた様々なパターンの集合体と捉えられる。ジェイムズ・ジョイス『フィネガンズ・ウェイク』の解釈で知られ、ユングやエリアーデが参加したエラノス会議のメンバーでもあった著者は、本書で世界各地の宗教神話に見られるイメージの共通性を、400以上も収録された図版から読み解く。本書はユングの集合的無意識をベースに夢解釈するかのように西洋と東洋の枠を超えた元型として世界の神話の共通要素(神、宇宙、花、内なる光、供犠、覚醒)を取り出す。2023/05/16
常磐条（ときわとおる）
0
物語の本質に斬り込むには、史実とその編集結果としての歴史、宗教、美術などなどの文化に精通した上で、象徴学やユング・フロイトの心理学、文化人類学を探求する必要ありとみた。・・・先は長いぞ。。2013/06/03
すがし
0
はっきり言って全然面白くない。ただの東洋思想かぶれのおひとよしのおじさん。でも図版が多くて、工芸品の材質に言及してくれるのはありがたい。2009/07/22
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