内容説明
予算のすべてがこの1冊でつかめる!著者の実体験を交え、マンガ化+解説!
目次
第1話 100通の手紙
第2話 ごみトラブル
第3話 公園の憂うつ
第4話 老朽化施設をめぐって
第5話 市長が使える予算
第6話 補助金の罠
第7話 使い切り予算
第8話 花火大会
第9話 第一次予算査定
第10話 第二次予算査定
第11話 大輪の花
著者等紹介
定野司[サダノツカサ]
足立区教育長。1979年埼玉大学理工学部環境化学工学科を卒業後、足立区に入区。財政課長時代の2002年度に導入した「包括予算制度」が経済財政諮問会議の視察を受け注目を浴びる。以来、一貫して予算制度改革やコスト分析による行政改革を実践。公務の傍ら、講義、講演活動を行う。環境部長時代の2008年から自治体の事業仕分けに参加。総務部長時代の2012年、多くの自治体と共同して新しい外部化の手法を検討する「日本公共サービス研究会」の発足、運営に携わるなど、自治体間の垣根を越えて持続可能な自治体運営に取り組む。2015年から現職
伊藤隆志[イトウタカシ]
小平市役所職員。2008年武蔵野美術大学空間演出デザイン学科を卒業後、小平市役所に入庁。税務、公民館における社会教育事業、保育所の入園・認定に関する事務を担当。休日は趣味の漫画執筆を通して、親しみやすいイラストを市の各種事業に活かす活動を続ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヨムヒト
9
自治体予算に関する基本的な事項から地方行政の仕事のリアルな雰囲気を味わえる。行政の理解を深めたい初期に非常に良い本。行政の縦割り、首長の属人性、配分が基本である等、やはり行政システムの硬直というか、自律的発展の難しさが、根本にあるように思える。また、民間と比較して、数字に対する拘りが浅いというか、投資回収及び利益率の考えが薄い。行政の主たる目的は長期目線での税収最大化と理解するが、それぞれの取り組みが税収最大化に如何に関与するかが不透明。営利企業の発想で行政運営出来れば社会はもっと良くなるかもしれない。2024/01/14
つかほ
7
漫画で楽しく読めました2021/08/09
バジンガ
3
都市部の市町村レベルの自治体の予算を中心として実務について初学者が概観するにはわかりやすい本でした。 マンガと本文がやや一致しなかったり、悪役の副市長を設定してドロドロとした役所ドラマに仕上げた点はいかがなものでしょう。2020/04/05
ゼロ投資大学
1
自治体の予算執行の実情を知ることで、地域行政がどのように運営されているか学びたいと思った。年度末になると道路工事が増えて予算を使い切ることが毎年のように行われているが、会計原則を考えれば仕方ないことだと感じた。多くの住民が暮らしているので、利害関係が発生するのは仕方ない。どのように予算に優先順位をつけて住民の暮らしを向上させるのか一人一人が真剣に考える必要がある。2023/01/06
あまくち
0
図書館本。具体的なエピソードを通して自治体予算の勘所を学べる本。量入制出、ライフサイクルコスト、サンセット方式、骨格予算、使い切り予算、行政評価制度、枠配分方式、予算主義と成果主義、パーキンソンの法則など。役所のリアル(?)な世界を知ることができる。予算要求の際のチェックポイント(p156)などは実務でも役立ちそう。2025/06/03
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- 和書
- 情熱の伝え方