内容説明
魯迅のなかに「実存主義的思考」を見出し、長年にわたり、既存の「魯迅論」との格闘をつづけてきた著者が描出する新たな魯迅像。ここには、かつて中国社会で「マルキシスト、思想家・革命家」とされた魯迅はいない。
目次
「読書人」への訣別
苦渋の選択―仙台医専
科学救国の夢
朱安との結婚
清末の留学生
魯迅の孫文観
留日学生と左翼作家連盟
胡風と徐懋庸
古典研究者魯迅
小説家魯迅
詩人と啓蒙者のはざま
自覚なき実存
著者等紹介
山田敬三[ヤマダケイゾウ]
1937年、兵庫県に生まれる。京都大学大学院修了後、九州大学、神戸大学、福岡大学で教職に就いた後、北京日本学研究センター海外特別客座研究員を経て現在は北京大学教員として北京に滞在中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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