出版社内容情報
「チキンラーメン」生みの親の安藤百福と、日本の食文化研究家の奥村彪生がラーメンのルーツを説く。経済、文化、歴史……多様な視点で、今に至るまでのラーメンのすべてを描き尽くす。
内容説明
古代中国で生まれた麺料理の水引餅が、日本へ伝わり進化し、インスタントラーメンが世界中に輸出されるようになるまで…。そこには、人類のいかなる探究の歴史があったのか。「カップヌードル」の生みの親と、伝承料理研究家が、麺の種類、調理方法、飲食店の歴史、食生活の変遷と家庭での消費の変化など、麺を切り口に食文化の森羅万象を説く。文献調査とフィールドワークによって明らかにする“麺食文化史”の集大成!
目次
第1章 「麺」とはなにか
第2章 麺の源流をたどる―「水溲餅」から「水引餅」へ
第3章 麺類の確立―〓(かん)水が出現
第4章 日本における麺食文化の開花
第5章 山東式拉麺は明代に誕生
第6章 大正時代に生まれた日本の「ラーメン」
第7章 世界に飛躍する食文化「ラーメン」
著者等紹介
安藤百福[アンドウモモフク]
1910年生まれ。日清食品創業者。立命館大学専門学部経済科修了。1958年、世界初のインスタントラーメン「チキンラーメン」を発明し、日清食品を創業。1971年、世界初のカップ麺「カップヌードル」を発明。社団法人日本即席食品工業協会会長、財団法人安藤スポーツ・食文化振興財団理事長、世界ラーメン協会会長などを歴任。2002年、勲二等旭日重光章受章。2007年1月逝去。2007年、正四位受位。叙位叙勲は正四位勲二等旭日重光章
奥村彪生[オクムラアヤオ]
1937年、和歌山県生まれ。伝承料理研究家。伝統食や民俗料理、食文化を研究する。料理研究家の土井勝に25年間師事。国立民族学博物館共同研究員、相愛女子短期大学講師、神戸山手女子短期大学生活学科教授、神戸山手大学教授、奈良女子大学非常勤講師を経て、大阪市立大学大学院生活科学部非常勤講師を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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