出版社内容情報
社会の変化に伴って言葉がどのように変容したのか…そうした変化を引き起こす要因を解明しようとする歴史社会言語学の入門書。
目次
第1部 序論(歴史社会言語学の基礎知識;文献と言語変種―文献に残されたことばの多様性が意味するところ)
第2部 言語変種(下からの言語史―19世紀ドイツの「庶民」のことばを中心にして;山東京伝の作品に見るスタイル切り替え―音便形・非音便形を事例に)
第3部 言語接触(中国語と日本語の接触がもたらしたもの―7~8世紀の事例に基づいて;15世紀の英語とフランス語の接触―キャクストンの翻訳を通して;多言語接触の歴史社会言語学―小笠原諸島の場合)
第4部 言語計画(近代国民国家の形成と戦前の言語計画;19世紀の学校教育におけるドイツ語文法―ドゥーデン文法(1935年)にまで受け継がれたもの
英語における「言語計画」とは?―規範化に向かった時代(18~19世紀))
著者等紹介
高田博行[タカダヒロユキ]
現職:学習院大学文学部教授。専門:ドイツ語学、ドイツ語史、歴史語用論
渋谷勝己[シブヤカツミ]
現職:大阪大学大学院文学研究科教授。専門:日本語学、社会言語学
家入葉子[イエイリヨウコ]
現職:京都大学大学院文学研究科教授。専門:英語学、英語史、歴史社会言語学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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