ことばを訪ねて
アイヌ語をフィールドワークする―ことばを訪ねて

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  • サイズ B6判/ページ数 251p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784469211924
  • NDC分類 829.2
  • Cコード C3080

出版社内容情報

アイヌ語は滅びゆく言語ではない。「調査」のために古老たちの中に入っていった学者の卵が、“大事なこと”を伝え残そうとするアイヌの人々の思いにふれたとき、言語学者としての道が決まった。

内容説明

アイヌ語は滅びてゆく言語ではない。「調査」のために古老たちの中に入っていった学者の卵が、“大事なこと”を伝え残そうとするアイヌの人々の想いにふれたとき、言語学者としての道が決まった。様々な出会い、優れた文化への驚き、辞書作り…エピソードを織りまぜてかたるアイヌ語とアイヌ文化の入門書。

目次

1 アイヌ語を訪ねて
2 アイヌ文化のキーワード
3 フィールドワークの楽しみと悩み
4 アイヌ語の現在と未来
5 アイヌ語会話の実例

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kaizen@名古屋de朝活読書会

31
#説明歌 題材は素晴らしいもの成果あり表現それに見合うとよいと アイヌ語を訪ねて連載題名だイオマンテ・カムイ文法風習2016/11/27

vodka

4
フィールドワークという言葉を今まで甘く見ていたなと。中川先生のような方が研究者としていらっしゃるだけでその分野の未来は明るいなと思ってしまうような、温かさのあるフィールドワークでした。ゴールデンカムイの監修をされている方なのですね!2022/09/13

Ayano

1
退職された方にいただいた本。著者あとがきにもあるように、ただのエッセイだけでなくアイヌ語入門として、フィールドワークにおけるマナーなどにも配慮されながらまとめられたんだなと読んでいて感じた。アイヌ語には全く明るくなく、初めて知ることが多かった。イオマンテのことも単語としては聞いたことがあったけれど詳細は初めて知った。ほか、フィールドワークの具体的な内容や著者・迎える側の気持ちなども知ることができてとても勉強になった。2024/07/16

さな

0
著者のアイヌ語講義を受けたことがあるが、本書に時折出てくるようにわりとぶっきらぼうなところがある先生である。しかし、本書でもコミュニケーションを結ぶのが下手と自己紹介している先生がどんなことを考えてアイヌ語の授業をしているのか、なぜこの研究に携わったのかを知りたくて読んだ。その答えを得られたばかりか、先生のフィールドワークへの真摯さ、社会的意義をひしひしと感じる。あまりにおもしろく、引き込まれて一気に読んでしまった。2024/09/21

ゆぅいちゃん

0
ゴールデンカムイのアイヌ語、アイヌ文化監修をされている著者の若かりし頃の著作。「まだ入口に立ったばかりで、でも口承してくれる方は高齢化していて…何とか消えゆく前に記録せねば」という切迫感がひしひし伝わる。アイヌのことも、何故惹かれるのかもわからないけどとにかく私はアイヌが好きなんだ〜という、アイヌ愛に溢れた1冊。2023/10/18

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